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2006年8月17日 (木)

売れる本の特徴

今日は朝から大学に行き、ずっと部屋にこもっていました。9月前半までにやらなければならない大学の仕事と、そろそろと仕上げないといけない論文書きなどをしてたわけですが、久しぶりにデスクワーク中心ですとほんと疲れます。少し寝違えて首も痛かったので、更に痛さが倍増してしまいました。8月中にすべて終わらそうと思っているのですが果たして出来るかのか自分自身でも不安になってきました。

この間、同期の古川君の話の中で、最近の売れる本の特徴があるということを聞きました。彼も今、本を書いているので編集者の人からいろいろといわれているようです。藤原正彦さんの「国家の品格」が売れているのは、あの本自体が、藤原さんの書き下ろしではなくて、いろいろなところで語ったりしたものを編集者がまとめたものらしく、いわばしゃべりことばがベースのようです。そのため読者からすると読みやすいということです。逆に難しく堅い言葉で書く本は必ずというほど最近は売れないそうです。読者のほうの読むレベルが落ちているらしく、口語調の文章のほうがいいそうです。そのため、売れる本を企画するために出版社も作者にはいろいろと要求してくるそうです。あと、やはり本のタイトルにかなり気を使っているようです。ベストセラーの本のタイトルはかなり斬新的なものが多いですよね。最近ではブログをおこした本そのものがそのまま売れるというのも今あげた理由からではないでしょうか。
年間7万冊くらい(1日の平均で200冊)本は出版されているということですので、その中でベストセラーになるのはほんの一部なわけで、そういう意味ではすごい競争だと思います。出版社の人大変ですよね。更に言うならば科学雑誌や専門書なんか、買って読む人口を考えるとよく商売成り立つと思います。高い値段はそのためだったりするのですが。ある先生が専門書の執筆しても少しも印税なんか入ってこないと言っておりましたが、まさにそうで、名誉だけだと思います。自分はまだそのような名誉をもらうチャンスもないですが。

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コメント

松原先生 今晩は。
そうですね。
ブログなんかでも難しいコトを書くよりは、面白くて、短い文章の方が“読者”も増えるみたいですものね。
多分、日本で一番売れている本は“漫画雑誌”だと思います。百万冊単位で売れてるんじゃーないでしょうか。当然、漫画家の印税はガポガポ。金持ち漫画家多いみたいですもんね。
でも、誰かが“専門知識”を研究し、残して行かなければならない事も確かですよね。多とえお金にならなくても。文化レベルがこれ以上下がると日本という国は危機状態だと思います。
でも、“面白可笑しい専門書”を書くのもいいかもしれませんね(^^;)

投稿: 阿頼王 | 2006年8月17日 (木) 23時37分

阿頼王さん今晩は。
確かに漫画というのが一番売れていますよね。うちの家族もそれにかなり貢献しております。これと決めたものは全巻揃えてしまいますから。そういえば、漫画で覚える世界史とか日本史とか理科とかありますし、そういう本のほうがいいのかな。専門書も漫画ちっくに書くと案外ベストセラーになったりして。

投稿: Mamoru Matsubara | 2006年8月17日 (木) 23時45分

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» 藤原 正彦 [気になる言葉]
藤原 正彦(ふじわら まさひこ、1943年7月9日 - )は、満州国新京生まれの数学者、エッセイスト。専攻は数論、特に不定方程式論。 [続きを読む]

受信: 2006年9月12日 (火) 15時55分

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