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2006年10月31日 (火)

相変わらずの履修問題

 10月も今日で終わり。ほんと1年早いです。このペースだとすぐに来年がきてしまいそうです。
 相変わらず世の中では履修問題で揺れています。あの有名な灘高校でも家庭科が未履修ということで話題になっていました。最終的に文部科学省がどのような対処をするのか見物です。例えば世界史を全くやっていなかった生徒たちに70時間も補修をやらせるのでしょうか。あくまでも個人的な意見としては、確かに必須のものを履修していなかったのは明らかに高校とかのミスですが、生徒の立場に立って考えれば、少なくとも去年までは履修せずに卒業している生徒もいるので、今回に限ってはこのまま余分な補修をさせることなく認めればいいのではないでしょうか。ふまじめな考え方かもしれませんが、これだけ社会問題になっている以上は、特別な措置をしたほうが混乱がなくていいのではないかと思います。今回に限ってなぜこのような履修問題が大きくなったのかを考えたときに、ある意味意図的なものを感じるというか、意図的にこのような問題を訴えたかった勢力がいるのではと疑わざるを得ません。そうだとすれば、高校側は、この意味を厳正に受け止めて、来年度からは問題なくやっていくようにすればいいのではないかと思います。その際に、やはり今の教育や受験競争の問題なども含めて考え直していってほしいと思います。あくまでも生徒のためにフレキシブルに対応していってもらいたいし、すばやい結論を出してほしいです。
一方、茨城の高校の校長先生が、この問題で自殺してしまったのはとても残念です。校長という立場はやはり何か問題が起きたときに相当なプレッシャーになるのでしょう。でも、いじめとかで中学生が自殺してしまっている事件がたくさん起きていただけに、この校長先生には死という道だけは選んでほしくなかったです。死ねるほどの勇気があるのならその勇気を別のところで使ってほしかったです。
やはり教育の問題は難しいです。

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2006年10月30日 (月)

和歌山の柿、丹波の黒大豆

 だいぶ秋らしくなり山のほうは紅葉もちらちらと見えるようになってきました。先週までは、半袖で過ごしておりましたが、さすがに暑がりの私も今週からは長袖にしました。でも研究室の部屋にいると暑く感じるので、まだ半袖でもよさそうな気がしますが。
 今日は午後に廊下にいたら、うちのクラスの学生さんがご両親を連れて学内を案内していました。たまたま今日はお父さんも時間があったということで、和歌山のほうからわざわざ来られたとのこと。その学生さんと同じでとても明るいご両親でした。ちょうど先日、そこの家で作っている和歌山の種無し柿をもらい、とてもおいしく食べさせてもらったので、お礼をいいました。うちの嫁さん、娘も日ごろあまり柿は食べないのですが、その柿は、柔らかくて甘かったと絶賛していました。大学の教員は小、中、高と比べればほとんど親御さんとは接点がないだけに(最近は入学式の時に来られてその時はご挨拶しますが)、今日はそういう意味ではいろいろとお話ができてよかったです。
夕方は、別の研究室の先生が、近くの農業総合研究所のほうから丹波の黒大豆エダマメをとってきてそれを茹でたのでどうぞということで、そこの研究室に行きました。4.5人の先生方も集まっていて、一緒に食べました。とても甘くおいしかったです。この黒大豆の研究をその部屋ではしているということなので、何か分かると面白いです。私もそのタンパク質の解析をお手伝いするので、興味深いです。夕方にそのエダマメを食べてお腹が張ったので、夜は家に帰って少食ですませました。

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2006年10月29日 (日)

フィギアスケートの曲

 日曜日なので少しゆっくり起きて、11時頃大学に行きました。今日は、推薦入試をやっていて、一部の先生方は出勤されていました。私のほうは、一日中部屋にこもってデスクワークしておりました。
 夜は、気になっていたフィギアスケートを少し見ていましたが、安藤美姫がとてもいい演技をして優勝しました。トリノで散々だったのですが、今日は別人のような感じでした。浅田真央のほうはジャンプが全然ダメで3位でした。なかなか昨年のようにはいかないようです。彼女たちは、名古屋からアメリカに拠点を移して練習していて大変ですが、確かに名古屋のほうは、スケートリンク状況があまりよくないので(お客さんと一緒にすべらないといけないので)、当分彼女たちはアメリカでやったほうがいいのでしょう。
今日のスケートのテレビで荒川静香さんが日本サイドでの解説をやっていましたが、結構しゃべりがうまかったです。
 フィギアスケートの一つの楽しみとして、よくクラシック音楽を曲として使っているのが好きです。今シーズンは、特に浅田真央がフリーで使っている、「チャールダーシュ」という曲がいいです。この曲はイタリアのモンティが作曲したヴァイオリン曲で、ゆったりとしたテンポから徐々にスピードが上がり、最後はかなりリズミカルになり、チゴイネルワイゼンの最後に似た情熱的な感じのものです。既にiPodにも入れました。ちなみに安藤美姫のフリーはメンデルスゾーンの「ヴァオリン協奏曲~第1楽章」でした。
 最近、クラシック音楽のほうもなかなかCDとか買っていなく開拓していないのですが、いい曲はたくさんあるのでこれを機に少しづつ増やしていきたいです。

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2006年10月28日 (土)

学童の大会。野球運。

 今日は、名古屋に帰らず朝から大学へ行き仕事をしていました。科研費の書類書きは終わりましたが、他に溜まっていた2、3のデスクワークと簡単な実験を少ししていました。すべて終わったら名古屋に帰ろうかと思ったのですが、明日もやらないとMy〆切に間に合わないので、帰らずそのまま京都に。たまには土、日仕事をするのも気が引き締まっていいのかも。
 娘と嫁さんのほうは、今日は学童保育の全国大会があったようです。特に嫁さんはその会の運営をやらないといけない係りなので、この1ヶ月ほど準備で大変だったようです。この学童保育の大会は、全国から5000人くらいの関係者が名古屋に集まってきたということで、ちょっとした学会と同じだなと思いました。学会と同じように学童保育のあり方とか、子供の教育のこととかいろいろな分科会があるようです。自分も他人事ではなく参画していかなければならないのですが、名古屋、京都を行ったりきたりしているのでなかなか難しいです。何もフォローできないこちらとしては肩身が狭いのですが、他の行事の時に手伝うしかないです。娘のほうは、この会で、学童のお友達とダンスを披露したと言っていました。このダンスは毎年学童で考えてやっているようで、いつも感心させられます。今度帰ったときにビデオで見ます。明日は、二人とも疲れたのでゆっくりするとのこと。
 カージナルスの田口、ワールドシリーズで勝ちました。今日は先発で出ての栄冠なのですごいです。去年の井口にしろ今年の田口にしろ日本人が関わっているのは気持ちがいいです。松井は世界一が最も近いといわれていたヤンキースに入っているにも関わらず今だ経験がないのと比較すると対照的です。中日が日本一になれないのと同様に何か野球運というのがあるようです。

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2006年10月26日 (木)

中日完敗、北海道歓喜

今日で、中日の日本一の夢はたたれてしまいました。結局、最後まで流れを引き寄せることなく完敗でした。せめて名古屋にも戻ってこればなんとかなると思っただけに残念です。いつになったら日本一になれるのか。かなりトラウマになるのでは。もともと東京出身の嫁さんからは、いつも中日が日本シリーズで負けるたびに、名古屋人は内弁慶だとか、精神的に弱いと、こちらのことに引っ掛けて言われます。(あまり関係ないと思うのですが)
一方、日本ハムは新庄の引退という4月の一言で、北海道が盛り上がりそのまま突っ走ってしまった感じです。あの札幌ドームすごかったですよね。これで北海道も活気づくといいですよね。
この3日間、夜は何も手につかなかったので明日からはがんばらなければ。でも明日は久しぶりに大阪で夜、友人たちと会うので、そこで今日の負けを発散して、土曜日、日曜日はがんばってお仕事します。

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2006年10月25日 (水)

王手かけられる。世界史履修問題拡大

 日本ハムに王手をかけられてしまいました。今日も、ちょっと早めに帰ってテレビの前で応援していたのですが、点がとれません。満塁のチャンスが2回もあったのに。明日、札幌ドームで胴上げされてしまいそうです。2年前に西武に負けた悔しさを繰り返したくないのなら、ほんと明日はがんばって名古屋に戻ってきてほしいです。テレビで応援しながら、少し仕事でもしようかと思いましたが結局それどこではありませんでした。3時間近く時間を無駄にしてしまいました。
 昨日の世界史の履修問題、今日も拡大して全国の高校に広がっていますね。60校近くに及んでいるようです。ほんとこういうニュースというのは不思議ですよね。最初の高岡南高校のニュースも、もともとは、この高校の周辺の人がマスコミに通報したことから始まったようです。マスコミが絡むと、どこからでもこういうのがでてきます。結局は、この世界史の未履修問題というのは、限られた高校だけの問題だけでないようです。毎年多くの高校で受験に負担がかからないように、世界史、日本史、地理のうち1教科しかとらせず、更に多くの高校は教育委員会のほうには、きっちりと履修したように報告していたようです。いずれにしてもまだ当分話題になりそうです。
我々のころは、少なくとも世界史、日本史、地理はすべてとらないといけなかったです。
理科も、今は、理科総合や生物、化学、物理、地学などか2つとればいいようなので、ほんとにゆとり教育の弊害です。結局、理科なんかは、大学で化学の授業があっても、高校でしっかりと勉強していない学生がいるので、なんともならないわけです。大学で最初から教えないといけないわけで化学の先生も大変です。
教育のほうもいろいろと問題があり、安倍さんの言う教育再生もそう簡単にはいかなさそうです。

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2006年10月24日 (火)

ラボステイ。高校の予備校化。

 いつもより早めの20時くらいに家に帰って日本シリーズを見ていましたが、残念無念、日ハムに完敗です。なんとも息苦しい試合で、肝心なところでヒットが出ません。このままだと札幌ドームで決まってしまうような雰囲気が。明日はなんとか勝ってほしいです。

 科研費のほうはようやく大学の事務のほうに提出しました。まだ〆切まで時間があるので、他の領域にも出してもいいのですが、ここは欲張らずに今回は一つの領域だけにしました。
 午後は、ラボステイといって、前期もありましたが、1年生が各研究室で体験実験をするものです。前期は、1班につき5回やっていましたが、後期は1班につき3回ということで、今週は後期の2クルーめです。必須ではないので、1班に20人くらいいるのですが、実際に来るのは、4,5人です。来る学生さんはかなりやる気がある人たちです。一日の午後だけではなかなか本格的な実験を体験してもらうところまではいかないので、いつも2,3時間でできる実験を組んで体験してもらうという感じでやっています。来年くらいからは、実験のやりたい子は、毎日でも来てもらって、自分の研究を少しでも教えれればいいかなと思っています。

先ほどニュースを見ていたら、富山の高岡南高校で大変なことが。3年生160人くらいが必修の世界史を履修していなかったということで卒業できね恐れがあるとのこと。
中日新聞にも
受験校なので、授業も入試に関連したものしかやらなかったとのこと。ニュースでは高校の予備校化とおおげさに言っておりました。最終的には放課後や冬休みに合計70回分の授業をやるとのことで、3年生のこの時期にこれだけ時間(58時間ぐらい)を使うのも酷ですよね。公立高校もどこの大学にどれだけいれたかという実績を見られるようになったので、授業のほうも受験に有利になるように組んでいるようです。一方で、学習指導要領があるので、それはクリアしなければならないので、高校側も四苦八苦しているのでしょう。

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2006年10月23日 (月)

かわいそうな山本昌。ヒガンバナ。

 昨日は、日本シーリーズが終わってから京都に帰ろうと思っていたのですが、日本シリーズのほうが終わるのが夜の10時近くになり、最終の新幹線に間に合わなくなるということで帰るのを諦め、今日の朝に名古屋から大学に出勤してきました。昨日はほんとに山本昌に勝ってもらいたかったのですが、勝負は非情なもので1球ですべて台無しになってしまいました。あの場面は確かに難しいですが、勝負をしてああいう結果になったので仕方のないところでしょう。これでまた山本昌の日本シリーズでの勝利が遠のいてしまいました。本人が一番つらいでしょう。かたや日本ハムの新人の八木は、日本シリーズ初登板、初勝利です。神様もほんといじわるです。
 この調子ですと今週の夜は日本シリーズ週間でちょっと早めの帰宅になるかもしれません。
学生さんのほうは、学園祭の出店の準備などで、芋ほりや梅ジュース作りや甘酒づくりなどでがんばっています。今日もお店に出すものとしてスイートポテトの試作品を食べさせてもらいました。おいしかったです。100円で売るということで、結構売れるのではと思いました。
一方で、ある学生さんのほうはある講義の課題で、大学の近くにある、植物や動物を食するということで、今週はその準備をしているとのこと。あるグループは彼岸花を食べるということですが、ここで一つ問題が。彼岸花の球根にはリコリンという毒があり、気をつけて処理しないとあぶないとのこと。実際にうまくやれば昔から食用としているので大丈夫ですが、そのあたり学生さんもどうするか議論しておりました。どうするのでしょうか。

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2006年10月21日 (土)

議員の政策調査費

  昨日は、夜遅くまで学生さんが研究室のほうに来ていたので、最終に近い新幹線で名古屋に。なんとか科研費も書き終え、今日は間違えがないかどうかを何度も何度も見ています。嫁さんにもチェックしてもらったりして。当たればいいのですが。
  名古屋のほうでテレビを見ていたら、議員さんの政策調査費の問題がやっていました。名古屋市会議員で年間600万円くらいもらうことができるようです。他の都市でも年間500万円から800万円くらいつくそうです。この政策調査費をきちんと政治活動に使っている場合はいいのですが、実際には、いろいろな良くないことに使っているようです。半田市の市会議員さんは、北海道で都市政策の会に出た際、旭山動物園に視察といって、札幌からレンタカーを借り、直接高速道路で旭川に行く予定でした。しかし旭川に行かずに渋滞があるのでという口実で途中のインターチェンジで降りて、富良野方面へ行き、そこでゆっくりと観光して飲み食いをしたため、時間が足りず、結局は旭山動物園へ行けずに帰ってきたようです。あるいは品川区の議員は、政策会議と称して、スナックやクラブで飲み食いをして、10万円以上使っているようです。領収書をとっていてある程度の内情が分かるのはまだいいものの、名古屋市は領収書も市民に公開していないようで、実際にこの政策調査費が何に使われているかどうか分からないようです。これに対してある名古屋市会議員の人は、我々の政策の戦略にかかわるので、どのように使われているかが知られると、ライバルにその政治手法を知らせることになるという理由で情報公開はしないということだそうです。市民には我々議員を信頼してもらうしか仕方がないという言い方をしておられました。でも市民感情からするとあまり納得できません。この政策調査費というものは一人につき月50万円近くも必要なのでしょうか。半田市は今回の問題で政策調査費を無くしたというのですから、もともと必要ないのでは。結局は、予算も議員が決めるので、自分たちに甘いようにお金のことも決めてしまうのでしょう。名古屋市もこの政策調査費はなくす方向では考えないのでしょうか。年間2億円くらい節約できるのですから。

今日から日本シリーズが始まります。名古屋では新聞、テレビでは日本シリーズの話題満載です。なんとか中日には日本一になってもらいたいです。

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2006年10月19日 (木)

教育再生会議とゆとり教育

昨日は、安倍首相が主催する教育再生会議が初めて行われということでした。
メンバーは以下の17人ということで、元ヤンキー先生の義家さんや海老名さんなどはウケ狙いなのでしょうか。

浅利慶太(劇団四季代表)▽池田守男(資生堂相談役)▽海老名香葉子(エッセイスト)▽小野元之(日本学術振興会理事長)▽陰山英男(立命館小副校長)▽葛西敬之(JR東海会長)▽門川大作(京都市教委教育長)▽川勝平太(国際日本文化研究センター教授)▽小谷実可子(スポーツコメンテーター)▽小宮山宏(東大総長)▽品川裕香(教育ジャーナリスト)▽白石真澄(東洋大教授)▽張富士夫(トヨタ自動車会長)▽中嶋嶺雄(国際教養大学長)▽野依良治(理化学研究所理事長)▽義家弘介(横浜市教委教育委員)▽渡辺美樹(ワタミ社長)

安倍さんのやりたいことは、
①教育基本法改正案の成立
②学校や教員の評価制度導入
③ゆとり教育を見直す学習指導要領の改定
④全国学力調査の実施
⑤発行された教育利用券で保護者が学校を選択できるバウチャー制度の導入
⑥大学の九月入学制とそれまでのボランティア活動
ということで、実際にどこまでやれるかはわかりませんが、この教育再生会議でどこまでうまくまとめられるかですが、個人的には、やはりゆとり教育は真剣に見直す方向でいかなければと思います。
朝もテレビでこのメンバーの一人である陰山さんが出ていましたが、その中で、例えば今の中学校の地理の教科書では、世界の国として3カ国しか教えないとのこと。その中の一つフランスの紹介として衣食住の文化国としてフランス料理やファッションのことしか説明していないとのこと。また、日本でも都道府県も3県程度しか教えないとのこと。高校生で、富士山のある都道府県の名前が言えない子が多い嘘のようなお話をしておりました。ほんと、ゆとりを通り越しています。高校でもこのゆとりがつながって、更にそういう能力で大学に入学してくるわけですから、それは大変なことになっているわけです。文部科学省もなぜこんなことを考えてきたのか分かりかねます。それで今から戻したとしても、ほんとに教育として効果が上がってくるのは10年以上かかるのではないでしょうか。
この教育再生会議は、非公開で行うとのことで、記者からなぜそうなのですかと、座長の野依先生が聞かれてあたふたしていました。大丈夫かな。

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2006年10月18日 (水)

病気にならない生き方

 昨日は、夜遅くまで書類書きをして疲れてしまい、お風呂からでたら、知らない間に寝てしまっていました。ブログも書けませんでした。今日も、先ほどまで書類書きしており、昨日と同じパターンで相当眠いです。4、5年前ならこんなことはなかったのですが、なんとなく体力が落ちています。
 体力に自身がなくなっているからではないのですが、最近、「病気にならない生き方」という本を読みました。新谷弘美先生というニューヨーク在住の胃腸内視鏡学のパイオニアの先生の本で、この先生は、アメリカのVIPの人達も頼りにしている方とのこと。この本は100万部以上売れています。この本が出て以来、牛乳論争も起こっていることだったので、実際にどうなのかを知りたいというのもありました。数多くの人の胃や腸を見てきた人だけに、胃相、腸相(胃や腸の中の状態のこと)がきれいな人は健康で、それにもっとも影響を与えるのは食暦と生活習慣ということ。特にミラクルエンザイムという人間の中で働くエンザイムの原型になるものが消耗しないように生きることが大切ということで、絶えずこのミラクルエンザイムが維持できるような食事や健康法を行うことが大切だと書かれています。その中で、牛乳はあまりいいものではなく、骨粗鬆症にないやすいくなるとのこと。カテキンの多いお茶を多く飲む日本人の胃相はあまりよくないとのことで、今まで良いといわれているものをかなり否定していました。実際にこの先生は自分のやり方で45年以上病気になったことがないし、40年間死亡診断書も書いていないとのことなので実績は抜群のようです。確かに、読んでいて納得することもありますが、やはりこのような健康法、例えば有機野菜中心で動物性タンパク質はとらないで、お水は一日1リットル以上飲んでというようなことを毎日やるのはかなり大変です。でもそれを真剣に行えばおそらく胃腸相はよくなるのでしょう。農薬を使った作物に生命エネルギーはないとも言い切っているところも大変面白かったです。
おそらくこのようなある意味大胆なことを書いている本は、批判の対象にもなりやすいと思います。現に牛乳やヨーグルトを肯定しているかたがたからはかなり叩かれているらしいです。最終的には、判断は個人個人でしていくものだと思いますが、昔から牛乳は今一つダメだと思っていた私にとっては牛乳の話に限っては新谷先生の意見に賛成かもしれません。ミラクルエンザイムという考え方は科学的には証明できていないので、概念としては面白いですが、どうかなーという感じです。

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2006年10月16日 (月)

日本人の全給料(東洋経済)

10月に入ってこの2週間あっという間でした。今日も科研費の書類書きややらなければならない諸々のことがあり手一杯です。でもブログを書く時間は作ってしまうというなんか矛盾したことをしておりますが。
昨日に続き、休み中に読んだ東洋経済の10/7特大号では「日本人の全給料」ということで時給番付や同期格差、生涯給料などが調べられていました。その中で時給番付つまり残業代やボーナスを含む年収を年間総労働時間で割ったもので、本当に稼げる仕事、企業は何かを比較したものが載っていました。1位は弁護士で時給10402円だそうです。高いですね。法律相談の料金が1時間でだいたい1万円に設定している弁護士が全体の約6割らしいので、今回試算した弁護士の時給はかなり信頼できる値だとか。2位はパイロットで8226円。3位はフジテレビジョンで7582円でした。
4位 三菱商事 6389円、5位 電通  6215円、6位 大学教授 6196円
7位 三菱UFJ 5582円、8位 野村H 5404円、9位 新日本石油 5377円
10位 三井不動産 4995円 11位 医師 4985円 12位 武田薬品工業 4961円
13位 日本航空 4935円 14位 日本郵船 4871円、 15位 大学助教授 4691円
という順位でした。やはりそこそこの企業が上位です。大学の教授はやはり高いですよね。助教授は1500円ちがうということで、年間だとかなり違ってきます。そもそも私自身はそんなにいい時給という気は全くしませんが。医師は年収は高いですが、やはり働く時間も多いので思ったよりも伸びないようです。ちなみに国家公務員で一般行政職員は2166円、地方公務員は2306円で番付でいうと100位くらいのようです。
人の財布の中身というのは結構気になるのでこういうデーターが出ているとついつい見てしまいます。見てもあまり意味はないということは重々承知なのですが。お金よりも結局はお仕事のやりがいですよね。と最後はきれいごとで・・・・・。
同じ号で名古屋経済ぶっち切りの深層という特集も載っていました。駅前の高層ビル群の話や人手不足のことや公立高校の東大合格が多い話など結構面白かったです。またの機会にでも書きたいと思います。

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2006年10月15日 (日)

本当に強い大学

 娘も嫁さんも昨日の学童保育のスポーツ交流会で疲れていたので、今日は家でゆっくりと過ごしていました。こちらも2週間分の新聞を読んだり、雑誌を読んだりしておりました。新聞では、やはり中日ドラゴンズの優勝があったので地元の中日新聞ではかなり多くの記事がありました。今日のテレビ番組でも地元のドラゴンズ番組では優勝スペシャル番組で、優勝の日の裏側などがやっておりファンとしては盛り上がりました。
 雑誌では、東洋経済の10/14の特大号で「本当に強い大学」を読んでいました。四季報を出している東洋経済だけあってその大学版のような内容でした。財務力、教育力、就職力などを総合して評価してトップ100をランクキングしておりました。1位は東京大学、2位は大阪大学、3位は慶応義塾大学で、ついで、豊田工業大学、創価大学、北海道大学、京都大学、東北大学、早稲田大学、北里大学というように続いていました。さすがにうちの大学はトップ100に入っておりませんでしたが、このような格付けが今後どれだけ意味をもつのかは知りませんが、最近このようなものが多いです。朝日新聞も毎年「大学ランキング」という本を出していて、様々な視点から順位をつけています。国立大学も法人化され、私立大学も経営が厳しい中、ある意味企業のような評価がされていくわけですので、大学も大変です。東大は格付けでトヨタや武田薬品と同じ、トリプルA評価らしいですので、そういう勝ち組大学はいいですが、今後地方の国立大学や独自性のない私立大学は相当厳しくなり、企業のような倒産や経営統合をしてかなければやっていけないところも出てきそうです。
この特集で、ノーベル物理学賞をとった小柴先生が、「世界人類の知的財産を増やす。それが基礎科学なんだよ」と、昨今の国立大学の法人化で産学連携とか、お金になる研究がもてはやされているという方向性に意見しておりました。総合科学技術会議から技術という言葉を外して、損得にかかわらない基礎科学のことだけを本気で考えてもらいたいともいっておりました。ごもっともという感じで読んでしました。

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2006年10月14日 (土)

スポーツ交流会

 今日は、秋晴れでとてもすがすがしい日でした。運動会などの行事にとっては絶好の日で、私の娘も学童保育のスポーツ交流会がありました。といっても私は用事で見れなかったので残念だったのですが、娘の学童保育は団体優勝したようです。毎年この交流会には気合が入っているようで、指導員の方も特に熱くなって、事前にこの大会に向けて子供たちに練習させているようです。いろいろな競技があり、娘は「やっとこ」という木で作ったやっとこのような道具にのって走る競技に出るということで、かなり自身をもっていたようです。しかし、今日の結果は、ゴール寸前でころんでしまい2着になってしまったようです。悔しくてずっと泣いていたらしいです。娘の学童では1位をとっている子供たちが多く、更に悔しさが増したらしくて結構大変だったようです。最後はチームが優勝したのでなんとか機嫌をとりもどしたようで、打ち上げが終わり、夜、私が京都から帰ったのと同じくらいに帰ったときはなんともなかったです。まあ、運動会ではころぶのはつきものですので、こういう悔しい経験をして成長していくのではないかと思います。
 秋は、これから学芸会など行事が続くので、その時は、しっかりと見に行きたいと思っております。
 うちの大学の学園祭も11月はじめにあり、リーリーフランキーがくるようです。学園祭なんて自分が大学生のころ以来行ったことがありませんが、今回は覗いてみようかと思います。

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2006年10月13日 (金)

早寝早起き朝ごはん運動

 北朝鮮に対しての国連の制裁決議も決まりそうですし、日本の経済制裁で輸出入の全面禁止ということで、これから先どの程度北朝鮮に打撃を与えることができるか見ものです。
NHKのニュースを見ていたら、早寝早起き朝ごはん運動のことがやっていました。今年から文部科学省で、子供の生活習慣を改善する取り組みとして全国展開しているようです。発起人の一人は、あの百マス計算で有名な尾道市立土堂小学校の校長だった陰山先生で、「睡眠時間が7~9時間くらいだとテストの点も非常にいいが、7時間を切るとテストの平均点が落ちてくる。」とのこと。できるだけ朝は7時前に起きて、夜は9時には寝ることで、生活のリズムもできて成績もよくなるらしいです。そう考えると、うちの娘は、朝7時過ぎに起きて、夜はなんやかんやで10時半くらいまで起きています。かなり生活のリズムが崩れているということです。嫁さんも働いているので、夕食を食べる時間も遅くなり、お風呂に入るのも遅くなり、結局は10時くらいになってしまうようです。昔は、私自身は夜9時に寝て朝7時に起きていたのですが。最近の子供たちは、全体的に遅いようです。朝も、娘は食べる量が少ないので心配ですが、その代わりお昼の給食でいつもおかわりしているようです。
少なくとも早寝早起きについては小学校1年生のころからの娘の課題だったのですが、なかなかうまくいきません。これから高学年になったらもっと夜更かししないかと心配です。やはり親が一緒に早く寝るようにしなければ無理かもしれません。

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2006年10月12日 (木)

電気なべでの夕飯

 日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちをしてパリーグの優勝を決めました。北海道は大いに盛り上がっているでしょう。これで中日と日本ハムということで、めったにない組み合わせになりました。なんとか中日が日ハムを撃破してほしいです。
 今週は、夕飯はずっと自炊しております。象印の電気グリルナベを月曜日に4500円でお買い得で買ったので、それを使って、連日、お鍋をしております。白菜やネギ、豆腐、春菊、もやしなどを入れて、ポン酢につけて食べています。一日で野菜もなくならないので、3日連続です。中に入れるものは、お魚や豚しゃぶやキムチなどと日によって変えることで違いをだしております。更に、ご飯は2分で温めるものですが、そこに臭わない納豆をかけて食べております。臭う納豆は食べられなかったのですが、この金の粒納豆は食べれました。実に健康的です。ちょっと自分の体のことを考えると、外食で脂っこいものをついつい食べてしまったり、コンビに弁当で済ませてしまうよりは、今週のメニューのほうがまだましかなーと思い、今後も続けていこうと思います。あとは、夜にウオーキングでもすればなおさらいいでしょう。

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2006年10月11日 (水)

向井さんの代理母問題

科研費の申請の提出日も近づいてきていますが、まだ何も書いていません。何せ、5年間企業だったので、申請自体が久しぶりです。更に、この5年で申請書の内容も少し変わっており、どのように書けば通りやすいのかも研究していないのでいろいろな方に聞かなければ。企業にいたわりには論文のほうは出していたので、なんとか通したいです。でも最終的にはどれだけ審査委員の先生にインパクトある申請書だと思ってもらえるかだと思います。
 昨日、向井さんと高田さん夫妻が代理母の件で会見していました。東京高裁が彼らの双子の子供の出生届を受理するように品川区に命じた判決を出したのですが、品川区のほうが法務省の指示で最高裁に抗告するように命じたとのこと。それを受けての会見でした。実に親として愛に満ちた会見でした。特にいろいろな批判があるにもかかわらず、2人の子供のためにこの裁判を戦っている姿はとても尊敬します。確かに今回の代理母での出産の問題は法解釈が難しいです。従来の判例が分娩をもって母子関係が生じるということですが、この考え方自体がやはり古いのだと思ってしまいます。実際に今回の場合は、遺伝的には二人の子供であるし、養育もしているわけなので、これをもって親子として認めてあげなければ、あまりにも酷です。法務省が論点をはっきりさせるために最高裁の判断にゆだねるとのことですが、高裁で向井さんのケースとして特別に認めたわけですから、そのまま抗告しないでもよかったのではと思います。甘いでしょうか。前にも生殖医療の問題でこのブログにも書いたことがあったと思いますが、技術は、日進月歩で進歩しています。法律もそれにあわせて進歩していかなければならないでしょう。

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2006年10月10日 (火)

落合監督涙の優勝

 夜、大学から帰宅しようとしたときは中日と巨人の試合は同点で延長戦に入っていましたが、家に帰って、久しぶりに自炊をして野菜すきを食べていたら、嫁さんから電話があり、なんと12回に6点をとって優勝が決まったとのこと。その後でスポーツニュースを見たら、なんと落合監督が泣いていたではありませんか。阪神の驚異的な追い上げを受け、ほんと苦しかったのでしょう。オレ流ということで、なかなかスポーツ記者からはとっつきにくい感じのようですが、こういうところで泣けるというのは、野球に命を燃やしているからでしょう。ほんと落合監督最高です。落合中日になって、1位、2位、1位ということで、中日の歴代監督の中でもピカイチの実績です。今年こそ52年ぶりの日本一をつかんでほしいです。特に山本昌と立浪には日本一を味合わせてあげたいです。
 私自身も、この後半との阪神とのデッドヒートでは、1試合1試合どきどきしてしまい、中日を真剣に応援していました。そういう意味では、今年はほんとに中日ファンであったということを自分でも感じました。それにしてもやはりここは関西ということで、優勝特別番組というのはやっておりません。名古屋だったら今頃、どこのチャンネルでも特番やっていることでしょう。明日からの優勝セールもこのあたりでは関係ないでしょう。残念。
 今日は中日の優勝があったということで、いろいろと他にも書きたいことがありましたが、また別の日にします。

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2006年10月 9日 (月)

世界でも古い湖、琵琶湖

 今日は、滋賀の堅田にある比叡山大霊園に行ってきました。嫁さんの叔父さんが昨年亡くなられ、生前、嫁さんが大変かわいがっていただいたということで1周忌のお参りをしてきました。もともとは千葉の方なのですが、このお墓のあるところから琵琶湖の景色が大変いいということで、生前からここにすると決めていたようです。確かに、絶景で、今日は特に天気もよかったため、琵琶湖が一望できました。
 お昼は堅田の近くにある浮御堂がある近くの魚清楼という料理旅館で食べました。鮎やマツタケがとてもおいしく、また、最後に近江牛のステーキも出て、お腹一杯でした。その料理旅館からは琵琶湖が見え、ブラックバス釣りをしている人とかも見えました。そこの女将さんに娘が妙に気に入ってもらえて、いろいろと和気藹々としゃべりました。娘が退屈になったので琵琶湖の絵本を見せてもらっていたのですが、そこには琵琶湖は世界で3番目に古い湖と書かれていました。後で調べてみると確かにカスピ海やバイカル湖とともに古代湖として有名な湖で、そのような湖は世界でも10個くらいしかないとのこと。歴史のある湖だったのですね。そういう意味で、琵琶湖の環境保全問題というのは、歴史ある湖を守っていくためにも必要なんだなと妙に感じたりして。
 お昼のあとは、魚清楼 の横にある浮御堂見学を。正式には海門山満月寺という禅寺で西暦995年に建立されたものらしいです。現在立っているのは、昭和12年に再建されたもののようです。伊吹山や近江富士とかも一望できました。ほんと秋晴れで、すがすがしく、いい一日でした。

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浮御堂             

      

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魚清楼

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2006年10月 8日 (日)

初めてのお寺

 今日は、朝から大学主催の受験生に対しての入試対策説明会に補助要員として行ってきました。今日来ていた高校生の皆さんはかなり熱心に入試のことを聞いていました。特にこの学科に入りたいという目的をもってきていた生徒さんたちが多かったです。これから、受験生も勉強など大詰めですのでがんばっていただきたいです。
 夕方には、嫁さんと娘が京都に来て、今日はこちらで泊まり、明日は比叡山のほうにお墓参りにいきます。こちらに来る前に、二人で東寺のほうに行って来たようです。娘にとっては初めて京都のお寺に行ったので、それなりに良かったようです。五重の塔を見て感動していたようです。次の機会には、金閣寺とか銀閣寺にも連れて行ってやりたいです。
ということで、今日は、早めにみんなで寝て明日に備えます。

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2006年10月 7日 (土)

サイエンスZEROはタンパク質の話

 朝から不安定な天気で、風も強く、雨も激しく降ったりやんだりでした。洗濯したものを外に干さなくて正解でした。大学に行きましたが、さすがに今日は人口密度が低かったです。科研費の書類書きや実験室の自分の荷物の整理整頓などもしていました。
 夜は、久しぶりにNHKのサイエンスZEROを見ました。名古屋に帰るときは、娘とのチャネルの主導権に負けていつも見れないので、今日はじっくりと見れました。テーマもタンパク質の構造解析の話で自分の専門の話だったので、ほんとグッドタイミングでした。理研、東大の横山先生が出て、タンパク質の形のお話や、医薬への応用、人工タンパク質の話など盛りだくさんでした。昔、私がいたSPring-8ももちろん出ていましたし、ビームラインの責任者のYさんもばっちり写っていました。話の内容自体は、一般の人にも分かるように、うまく例をいれながら難しくならないように説明されていました。学生さんとかに説明するときの参考になります。やはりテレビ局は画像作りがうまいので見栄えがよくなるんですよね。話自体は単純な話なのですが。
タンパク質というと一般の人は栄養素の一つという感覚しかないと思います。「タンパク質って筋肉を作るだけじゃないんだ! 頭を使うにも何するにも必要なものなんだね」と眞鍋かをりが番組のWebにある今日のひとりごとで言っていたのは印象的でした。
 今日のサイエンスZEROの中で当然タンパク3000のお話も出ていました。平成14年から5年間で3000個のタンパク質の構造を解析しようというものです。今年が最終年ということで、この3000個というのはクリアできると横山先生はおっしゃっていました。でも当初は、この3000の意味って本当に新しいタンパク質の形(fold)を解くのではなかったかと思います。しかし今では、新しくない構造、同じような形のタンパク質でも数に入れられてしまっています。例えば、あるタンパク質があって、そのタンパク質の中のアミノ酸を変化させた構造(ほとんど同じ構造になる)でもいいし、既に解かれているタンパク質に化合物を結合させた構造でも数になっています。私自身、タンパク3000のプロジェクトに入っていないんですが、私の解いた構造も1個入っています。なんかおかしな感じです。基本的には文部科学省のプロジェクトは数値達成さえすれば成功らしいので、今年3000個になって、このプロジェクトはすばらしかったということで終わりになるのでしょう。
ただ、私自身、理研播磨でタンパク3000の仕事をしている友人たちの姿を見ているので、それはもう大変な思いでお仕事されています。ですので、気持ち的には、その人たちは、ほんとよくやっていると言いたいです。こういう人たちは、このような大きなプロジェクトではなかなか陽の目をみないのは残念です。また、このプロジェクトで理研ではかなりのポスドクやプレドクなどを採用しています。このような人たちがこのプロジェクトが終わった後の行き先はあるかどうかも気になります。
明日は、大学で入試対策説明会があるのでお手伝いしに行きます。どれくらい高校生が来てくれるのか楽しみです。

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2006年10月 6日 (金)

紀州梅やブランド牛はなぜおいしいのか

 今日は、昼からN社が主催するセミナーがありました。大阪京橋のビジネスパークにある高層ビルにN社があるのですが、ITの有名な会社だけあって中に入るのにもセキュリティーが厳しく、専用のカードを持たされました。セミナーの内容の一つに、和歌山県などの取り組みで、地元の農産物の品質をさらにあげていくための研究をしていました。例えば和歌山の紀州梅がなぜほかの梅よりもおいしいのかといったことを科学的に検証するひとつのアイデアとして、どのようなタンパク質が発現しているのかを解析するというものです。まだ、詳細な結果は出ていないようでしたが、取り組みとしては面白いですが、タンパク質レベルで説明できるかはかなり難しいかもしれません。これに関連して、牛などについても、神戸牛などのブランド牛では、なぜ肉がおいしいのか、そうしている特性はなんなのかをやはり科学的に検証するというものです。牛についてはかなり農水省とかもやっているようです。、特に牛の場合は、雄牛の血統が大事らしく、既に雄牛の肉をおいしくするのに関わっている遺伝子が報告されているとか。今回の和歌山県のプロジェクトでは、タンパク質レベルで見れないかというものでした。かなりこちらも積極的に質問していたので、後から和歌山県のプロジェクトの関係者の方が、いろいろといい質問をしてくれて参考になりましたと挨拶しに来てくれました。また、N社のAさんやHさんも知り合いですが、質問してセミナーを盛り上げてくれたということで喜んでいただきました。
 セミナーには、私が前いたR研の後輩のOさんも来ていました。直接、研究室では重なっていないのですが、昨年末、久しぶりに行ったR研の研究室の忘年会で会ってことがあるので分かりました。今は京都の大学で研究しているとのこと。近いので今度顔出しますねと言っておきました。まあ、この分野は狭いのでどこかで関連の研究室の人に会うのはよくあることです。
明日は、大学に行き、たまっているお仕事一杯やらなければ。

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2006年10月 5日 (木)

アナウンサーと政治家何やってんの

最近、雨が多いです。週末も台風の影響か天気あまりよくなさそうです。大学のグランドがすぐ近くにありますが、雨にもかかわらずサッカー部とか元気にがんばっていました。ほとんど水溜りの中でボール蹴っているので練習になるのか分かりませんが、精神的に鍛えるということなのでしょうか。
今日は、朝から久しぶりにDNAワークをしておりました。その都度、試薬作ったり、説明読みながら新しい装置を動かしたりと通常よりも時間がかかってしまいましたが、なんとかなりました。

10月に入って夜のニュース番組のキャスターが変わったりしていますね。日本テレビのニュースZEROに、この間まで土曜日のめざましテレビに出ていた小林麻央が出ています。思ったよりは落ち着いた感じでニュース読んでいました。これからどこまで成長するか楽しみです。
一番情けなかったのは、TBSの筑紫さんのニュースで出ていた山本モナさんでした。せっかくいい感じだなと思っていた矢先に、民主党の細野議員との不倫疑惑でお休みになっています。脇が甘かったですよね。というか、一番の問題は細野議員だと思います。だいたい静岡にかわいい子供残して、何やっているのという感じです。ほんと政治家がこんなことやっていると信用できないです。更にいえば、せっかく、小泉さんから安倍さんになって、民主党もこれから勝負していくときに、この間のニセメール問題のように、自らまた墓穴を掘るようなことをして、相変わらず情けないなと思います。特にこの細野議員はいろいろな番組にも出てきて民主党の顔としてしゃべって、まともだなと思っていただけに裏切るなよという感じです。さすがに路上でキスはないですよね。衆議院議員はある意味で公人なんですから、日頃の行動をもっと考えろよと言いたいです。立ち直るのかなり厳しいかもしれませんね。もっと政治の話題でがんばってもらいたいです。

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2006年10月 4日 (水)

いい意味でのライバル

 今日で、1万アクセスを超えました。自分的には、半年でこんなにいくと思っていなかったので、これも見てくれている方のおかげということで感謝感激です。一日で1000とか1万とかいくブログではないので、マイペースで続けていきます。
 国体の野球はまた早稲田の斉藤君が勝ちました。駒大苫小牧の田中君もいい投球をしましたが残念でした。でも、1:0というスコアもすごいです。甲子園のときからこの2人永遠のライバルのような感じです。ある意味漫画の世界になってきています。二人のライバルが競い合って成長していくという昔の野球漫画でよくあるパターンですよね。これからもそうなっていくのでしょう。
 ライバルがいるというのは、スポーツであれ勉強であれ、あるいはビジネスであれいい影響をもたらすと思います。ライバルに負けないよう、ライバルと刺激しあいながら物事を成し遂げていくのは、きついけど最終的にはお互いのレベルを高めていけるのではと思います。私も昔は、自分なりにライバルを決めたりあるいは向こうからライバルといわれたりして負けないようにがんばったこともありました。最近、あまりそういうライバルとかを身近で設定していないので、ダメかもしれません。いい意味でライバルという言葉をとらえなくなったのかもしれません。かえってうちの娘とかのほうが、同じ学年の子で、あの子はライバルだといっていろんな場面で競争しています。過剰にならなければそういう状況のほうがいいのでしょう。
 ノーベル化学賞は、米スタンフォード大医学部のロジャー・コーンバーグ教授(59)が受賞しました。DNAからRNAへの情報の「転写」について、分子レベルでの解明に貢献したとのこと。特にX線結晶構造や電顕を使ってのRNAポリメラーゼなどの解析は、その分野でなくてもエクセレントと言わせてまうような結果です。それにしてもスタンフォード大学すごいですね。ちょうど、2年前にスタンフォードの友人のところに行ったときに、ロジャー・コーンバーグ教授のラボがあるBuildingに連れていってもらって、すばらしいところだと思い、今からでもこういうところでやりたいと思ったのを覚えています。いい環境やいいライバルがそういう雰囲気を作っているのかもしれませんね。

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2006年10月 3日 (火)

大学の取り組みいろいろ

今日、朝目覚ましテレビを見ていたら、CM時間にうちの大学の宣伝が出ていました。今週末に入試対策説明会というある意味オープンキャンパスのようなものをやるということでその宣伝と大学自体のアピールということで気合入っています。どれだけCMの効果が出るのかは分かりませんが、がんばっている大学ということを一般には分かってもらいたいです。
大学もいろいろな取り組みをしていて、秋田経済法科大学では、茶髪・ピアス禁止になるということで、更には指導に応じて茶髪やピアスをやめると褒賞金として1万円を出すとのこと。確かに社会に出るためのマナーとして大学のときから規律をしっかりしておかなければいけないという考え方は分かりますが、大学がやるのではなく、もっと学生が自主的になってそういう問題に取り組んだほうが良いかもしれません。結局、就職活動するときに、茶髪・ピアスだったら雇ってもらえる分けないのですから。その時は学生自らやめると思います。そういえば、私が昔いた名古屋のF大では、大学でも制服登校でした。それはそれで学生もきっちりとしていたのですが、逆にもっと自由があってもと思ってしまいましたが。結局、今の時代、特に私立では、いかに他の大学と差別化させるかということで、生き残っていかなければならないので、今回の秋田経済法科大学のような取り組みというのはいろんな大学で出てくるのではないかと思います。私のいる大学でも、そういう意味ではこの1,2年勝負で、その第一弾としての私のいる新学部の知名度アップも大切です。

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2006年10月 2日 (月)

RNAiにノーベル賞だ

今日の未明は、パリの凱旋門賞でのディープインパクトのレースがあり、久しぶりにはらはらどきどきでした。最後、そのまま1位でゴールかと思いきや結局抜かれて3位でした。でもよくやったのではないかと思います。サラブレッドの伝統あるヨーロッパとしてはまだ日本のサラブレッドには優勝を渡したくない意地があるのでしょう。

以前、理研播磨にいたときに共同研究していたU先生から久しぶりにメールがきて、論文がようやくできたのでチェックしてくださいとのこと。この3年くらいかけてエクセレントな実験をされて、非常にいい内容になっていました。2ndで名前を載せていただくのが恐縮するくらいですが、最初はN誌に挑戦するということなので、なんとかがんばってほしいです。

夜は、ノーベル医学・生理学の発表がありました。米スタンフォード大学のアンドルー・ファイアー教授(47)と、米マサチューセッツ大学医学部のクレイグ・メロー教授(45)ということでやはりという感じです。RNAiという現在最もホットな現象を発見したので誰も異論はないでしょう。1998年に発表した現象ですから、まだ8年しかたっていないのに受賞というところもすごいです。PCRにつぐ大発見といわれるのもうなづけます。日本ではこの分野で捏造とかあっただけに残念ですが、まだこの分野は新しいことがどんどん出そうなので日本でこの分野をやっている人もがんばってほしいです。話についていけれるように私もこのあたりの分野勉強し直さないといけません。それにしても、今回の2人も発見したのは30代後半ということで、そういう意味でもアメリカの生命系の科学者のレベルはすごいです。今週は、ノーベル賞発表週間になるのでどんな方が受賞するのかいろいろと楽しみです。日本人はとれるでしょうか。村上春樹さんとれるかな。

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2006年10月 1日 (日)

もう10月。早かったこの半年

今日から10月です。今年もほんと月日が経つのが早いです。
4月に5年ぶりに大学に移ってきて半年が経ったわけですが、この半年間もあっという間でした。以前大学に居たときは、完全な研究所にいたのでほぼ研究ばかりしておりましたが、今回は教育・研究があり更には新学部の立ち上げ時期ですので様々な取り組みがあります。私的には、いろんなことがこの半年で経験できているのでかなり充実しております。また、特に学生さんとの接点も久しぶりということで、いろいろ最初は慣れない事もありましたが、実際に学生さんとかかわっているとこちらも勉強になりますし、彼らのがんばりとかを見ると励みになります。教育の良さ、重要性を改めて感じています。
プライベート的にも、名古屋でマンション買ったり、厄年会や同窓会で同期との再会があったりと忙しくも思い出深い日が多かった半年でもありました。
このブログも1ヶ月に2,3日書けない時はありましたが、ほぼ毎日書いてこれたし、今たまに読み返してみると、その時の自分の言動が振り返れるので、そういう意味ではやっていて良かったです。実名でよくやっているねと、たまに言われますが、ある意味教育者、研究者としての公的な一面を見てほしいということと、実名にしているから書けること、書けないことが明確にできるので、自分としてはこの方式で当分続けていきたいと思っております。なんやかんやでもうすぐ1万アクセスになるので、地味なブログですががんばっていこうと思っています。

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