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2006年10月21日 (土)

議員の政策調査費

  昨日は、夜遅くまで学生さんが研究室のほうに来ていたので、最終に近い新幹線で名古屋に。なんとか科研費も書き終え、今日は間違えがないかどうかを何度も何度も見ています。嫁さんにもチェックしてもらったりして。当たればいいのですが。
  名古屋のほうでテレビを見ていたら、議員さんの政策調査費の問題がやっていました。名古屋市会議員で年間600万円くらいもらうことができるようです。他の都市でも年間500万円から800万円くらいつくそうです。この政策調査費をきちんと政治活動に使っている場合はいいのですが、実際には、いろいろな良くないことに使っているようです。半田市の市会議員さんは、北海道で都市政策の会に出た際、旭山動物園に視察といって、札幌からレンタカーを借り、直接高速道路で旭川に行く予定でした。しかし旭川に行かずに渋滞があるのでという口実で途中のインターチェンジで降りて、富良野方面へ行き、そこでゆっくりと観光して飲み食いをしたため、時間が足りず、結局は旭山動物園へ行けずに帰ってきたようです。あるいは品川区の議員は、政策会議と称して、スナックやクラブで飲み食いをして、10万円以上使っているようです。領収書をとっていてある程度の内情が分かるのはまだいいものの、名古屋市は領収書も市民に公開していないようで、実際にこの政策調査費が何に使われているかどうか分からないようです。これに対してある名古屋市会議員の人は、我々の政策の戦略にかかわるので、どのように使われているかが知られると、ライバルにその政治手法を知らせることになるという理由で情報公開はしないということだそうです。市民には我々議員を信頼してもらうしか仕方がないという言い方をしておられました。でも市民感情からするとあまり納得できません。この政策調査費というものは一人につき月50万円近くも必要なのでしょうか。半田市は今回の問題で政策調査費を無くしたというのですから、もともと必要ないのでは。結局は、予算も議員が決めるので、自分たちに甘いようにお金のことも決めてしまうのでしょう。名古屋市もこの政策調査費はなくす方向では考えないのでしょうか。年間2億円くらい節約できるのですから。

今日から日本シリーズが始まります。名古屋では新聞、テレビでは日本シリーズの話題満載です。なんとか中日には日本一になってもらいたいです。

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コメント

松原先生 こんばんは。(このパターンは初めてかな)
この間、先生が“東洋経済”に乗っていた収入ランキングで、確か弁護士さんが1位、パイロットが2位とか書かれていましたよね。そして一般の公務員は100位…。そして今公務員の給与が叩かれまくっています。でも、政治家の給与にはメスが入っていないと思うのです。特に、内閣を構成する大臣さんや、自治体の首長さんたちは“行政のトップ”としてあるのですから、“公務員(行政職員)”が叩かれるなら、その長たる大臣や首長さんたちの給料内容をもっと見直すべきだと思います。しかも、政治家の勤務実態は、一般の公務員のように、1日8時間拘束されている訳でもないし、実質勤務時間に割ったら一体いくらになるのか見当も付きません。この間も書きましたが、“飛びぬけてトップ”になるのではないでしょうか。本来の仕事である“議会”にだって欠席したり、出席しても寝ていたり。選挙前になると、選挙運動に奔走したり。しかも、アルバイトもありですよね。会社の役員や顧問になっていたり、中には経営者までいます。そしてこのような給与外の収入とも言える“政策調査費”。“秘書給与問題”もありましたよね。この国のリーダーとして、財政問題の解決を言うのであれば、自ら率先してこのような状況を正して欲しいです。

投稿: 阿頼王 | 2006年10月21日 (土) 21時20分

阿頼王さん こんにちは←このパターンもあまりないですかね。

ほんとに政治家が自分たちから、給料やそれこそ優遇されている様々な制度を見直していかないと、国民に対して何を言っても説得力がないと思います。政治に確かにお金のかかる部分はあるかもしれないけど、全て透明にしていれば国民も納得して応援できるとおもうのですが。

投稿: Mamoru Matsubara | 2006年10月22日 (日) 14時49分

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