慶応大学・共立薬科大学合併
週末は、名古屋に帰り、いろいろ行事などバタバタして、今日もバタバタがあり大学に行ったのは午後になってしまいました。
家に帰ってニュースを見ていたら、慶応大学と共立薬科大学が合併する方向で話を進めているという報道がありました。ついにこういう合併も出てきたということで、いよいよ単科大学の薬学部の危機感が出てきたのでしょうか。今回の場合は、両者の思惑が一致したということで進んでいるようです。特に共立薬科大学側からすると、薬学部が6年生になって、病院実習などの比重が高くなっている中、病院を持たない共立薬科大学としては慶応大学病院は魅力的な施設だと言えます。また、薬学部がこれだけ乱立してくると、何か手を打たないといけないということで、現在黒字にも関わらず将来を見据えた合併であるとのことです。慶応大学からすると医学部はあるが薬学部はないということで、更なる総合大学に向けての一歩なのでしょう。今後、このような合併はどんどん出てくるかもしれません。そのうち早稲田大学も慶応大学に対抗して医学部、薬学部の単科大学と合併することも考えられます。まるで会社の合併のようです。
それにしても、共立薬科大学の知り合いの先生が結構いますが、共立薬科大学から慶応大学薬学部の先生になるということで、かなりおいしいかも。
私立大学も入試の時期で今年の志望者数とかもそろそろ気になる季節です。これからは、少子化で年々厳しくなっていくわけですが、今回のような大学合併が毎年出てくるようになってくるかもしれません。厳しい世界です。
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コメント
松原先生 おはようございます。
わたしもびっくりしました。
>慶応大学と共立薬科大学が合併する
って。慶応は全国的に名前が知れれた大学ですが、共立薬科大学は(失礼ですが)それ程知れ渡った大学ではないですね。この単純な感想が第一印象でした。
でも、確かに、慶応は医学部があるのに薬学部がない、薬学部が欲しかったんでしょうね。
それにしても、すごい時代になってきましたね。生き残りのためとはいえ、企業のTOBみたいな事が学術の世界でも起こってくるとは…。少子化と民営化の圧力はすごいですね。
投稿: 阿頼王 | 2006年11月21日 (火) 08時05分
阿頼王さん おはようございます。
企業のように強いところ、ブランドのあるところが勝ちそうでないところは負け、吸収されていくのでしょうか。これも一種の格差社会の一面のような気がしますが。
投稿: Mamoru Matsubara | 2006年11月21日 (火) 11時29分