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2006年11月 6日 (月)

体調不良。特別講演

 昨日の夜、急にお腹がいたくなり、今日は、朝から調子が今ひとつでした。ちょっと連休で疲れたかも。念のため夜は、お粥ですまし、このブログ書いたら、すぐ寝ます。
 大学のほうでは、午後から、うちの大学の客員教授である山田康之先生の特別講演がありました。植物細胞工学の分野では大変な権威で、京都大学教授、奈良先端大学の学長もされていた有名な先生ということで、学生を含め多くの教職員も聞きに来ていました。前立腺がんの末期ということで、体調もままらない状態ということでしたが、とてもお元気で気力ある講演でした。ここで倒れたら本望だということで、学生のみならず、我々にとっても何か感じるものがあったとてもいい講演でした。食糧問題や水不足の問題など、非常にユーモアたっぷりにかつ行政に対してシビアな意見もあり、現在のこれらに関する様々な状況が理解できました。最後は、学生に対しても非常に温かみあるいい言葉をかけていただき、私自身にも言葉をいただいた気持ちになりました。朝から体調が悪かったのが、気分的には元気になりました。あと、話の中で、NatureやScience重視の科学者のあり方や文部科学省のあり方を批判されていました。文部省と科学技術庁は合体しておかしなことになってしまていると。まさにそうだなと思いました。21世紀のサイエンスは人類の生存と幸福を求めるようなことをするべきだと。そうでないと、ほんと人類は存続しなくなると思います。
 

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コメント

松原先生 おはようございます。
“腹痛”ですか?
ひょっとしたら“風邪”かもしれませんよ。今、そういう風邪が流行っているそうです。家のお姉ちゃんがそういう風邪ひいています。お医者さんへ行ったら二~三日で直るって言われました。気を付けてください。お粥は正解です。

>21世紀のサイエンスは人類の生存と幸福を求めるようなことをするべきだと。

今までのサイエンスって、人類の利便性を著しく高めましたが、結局ものすごい“自然破壊”をしてきましたよね。「サイエンティストにモラルを求めるのは間違い」と言う意見の人も居ます。でも確かに、山田康之先生の言われるように、サイエンスの方向を自然と調和した方向へパラダイムシフトさせないと人類は滅亡する可能性が高いですね。
先生なんとかして下さい(^^;)

投稿: 阿頼王 | 2006年11月 7日 (火) 07時15分

お久しぶりです。おなかは大丈夫ですか?お疲れが出たのですね。私も相変わらず、朝は調子が悪いです。山田康之先生のご講演、聴きたかったです。これまで何度も問題になっていますが、"NatureやScience重視"が捏造問題を引き起こすんですよね。そうなったのは、元を正せば研究費の分配の仕方にも原因があるのでしょうか。我々田舎の弱小研究者にとっては、辛いところです。
"ゆとり教育"の弊害の1つとして、高校の未履修問題も深刻だし(私の母校でもあったみたいです)、文部科学省は本当に変です。今後の日本が不安です。

投稿: 8817 | 2006年11月 7日 (火) 08時24分

阿頼王さん おはようございます。

暖かくして寝たので、お腹のほうは少し戻りました。でもちょっと熱っぽいので、やはり風邪かもしれません。
そうですね。今までサイエンスは利便性ばかり追求してきたので、山田先生の言うような今後の方向性で行かないとダメなのですが、なかなか急に世界が路線変更というわけにいかないでしょうね。まずは、そういう教育からが第一歩なのでしょうか。

投稿: Mamoru Matsubara | 2006年11月 7日 (火) 10時40分

8817さん おはようございます。

ちょっと疲れがたまると相変わらずお腹にきてしまいます。なんとか、ならないかと思うのですが。
研究費のほうはほんと偏りがありますし、ビッグラボしかたくさんお金もらえませんし、地方の私立はかなりきついです。お互い、地道にがんばっていきましょう。

投稿: Mamoru Matsubara | 2006年11月 7日 (火) 10時48分

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