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2006年11月23日 (木)

ドラゴン桜の英語の先生

 今日は、私の大学で、講演がありました。ドラゴン桜という漫画で英語の教師のモデルにもなった竹岡広信先生が、「英語の勉強法:自分の殻を破る」というタイトルでお話してくださいました。今年の3月には、NHKのプロフェッショナルにも出ており、駿台予備校の講師や自分の実家で竹岡塾も主催しているという受験英語では超有名人の方です。
 さすがに予備校の先生ということで話し振りがよく、様々なエピソードを交えた面白いお話でした。人間は弱いものなので、なかなか自分の殻を破ろうとしないわけで、あることを無理だと思ったらなかなか挑戦しようとしないわけです。英語もそうで自分でできないと思った時点で自分の殻から出れないわけで、その殻を破るような努力をすれば道は見えてくるということです。英語は、あくまでも語学だということで、普段から声を出して音読することで必ず効果がでてくるとのこと。単語も、巷の参考書を丸覚えするのではだめで、単語の語源を考えて面白く学習することで絶対に身につくとのこと。実際にいろいろと説明してもらいましたが、結構納得できました。来年の科学英語を教えるときに使えそうな教え方でした。自分自身もかなり英語では自分の殻を敗れないでいるので、ちょっと今日の竹岡先生の話を聞いてヒントになったかも。
 うちの大学での話しで気をつかっていただいたのか、東大や京大に入ってもそれが全てではないと。いつもはそれを目的に受験生に教えている予備校の先生が言うとあまり説得力はないですが、あくまでも自分のやりたいことを考えて大学や就職を考えるべきだと。実際に教えていた高校生が余裕で京大に入れる力があったにも関わらず両親の反対を押し切って、ある研究が唯一できる北大に行ったという話しもしていました。
 今日は受験生がもっとたくさん来るかと思いましが、模擬試験なども多かったようで、実際には地元の様々な年齢の方がたくさん来ていました。中には竹岡先生の教え子も結構いたようです。忙しい先生なので今回生の声を聞けたのは良かったです。

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コメント

松原先生 おはようございます。
あの“ドラゴン桜”にモデルになった先生がいたんですね。
大学って、“日本の科挙制度”になっていますよね。大学によってランキングがあって、それが一生付いて回る。

>実際に教えていた高校生が余裕で京大に入れる力があったにも関わらず両親の反対を押し切って、ある研究が唯一できる北大に行った

本来はそうあるべきだと思いますが、それは理想論ですね。彼は例外の部類でしょうね。大学が学問の府になっていなくて、人間のランキングを決める場になっているから、大学に入る事に意味があって、入ってしまえば学問をしなくなると言うこういう構造は早く止めないと、これは“日本の学問の危機”ですね。

投稿: 阿頼王 | 2006年11月24日 (金) 08時18分

阿頼王さん おはようございます。

この間の履修問題にしろ根本的なところは高校自体がどれだけ東大や京大に入れたかというところで学校のレベルが判断されてしまうわけで、既にそこから人間のランキングを決めるような教育がなされているように感じます。結局は、人それぞれの価値観で、自分の将来を決めていくしかないのでしょうが、東大、京大に行けば自分の夢に近づけると思う人も中にはいるので、それはそういう価値観だということでしょう。

投稿: Mamoru Matsubara | 2006年11月24日 (金) 09時58分

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