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2006年12月 7日 (木)

分子生物学会参加中

 ようやくココロログのメインテナンスが終わり書き込めます。いつも決まった時間にブログ書こうとしてもつながらないのはなんか変な気分でした。
 昨日から名古屋で開催されている分子生物学会に参加しております。6月に生化学会との合同で京都であったのですが、今回はちょっと規模が小さめですが、それなりに人は来ております。名古屋に家がある者としては、自宅から通えるのでちょうどよかったです。嫁さんも娘も平日にいつもいない人間がいるとペースが狂うようですが、今週はずっと名古屋ということでこちらとしてはいつもの単身生活ではないのでうれしいです。
 通常ならば学会中の夜は、いろいろな人とアポをとって飲みに行くのですが、自宅からということもあり今回はおとなしくしております。それに昨日は朝から体の調子もよくなかったので遠慮しました。本来なら地元名古屋ということで、外から来た人に名古屋のうまい店でも連れていかなくてはいけなかったのですが。
 学会自体は自分の専門分野に関連する発表は少ないですが、逆にいつもは聞かないような分野で新しい情報を仕入れることができるので良かったです。また、今日の基調講演では、今年の最も重要な発見といってもいい、体細胞から4因子を制御するだけでES細胞様の細胞を樹立することに成功した京大の山中先生の非常に分かりやすい話もきけました。更になぜかトヨタ自動車の取締役の方のトヨタの取り組みとバイオテクノロジーへの期待に関する話もありました。
 明日もう一日ありますので朝から気合入れて勉強します。朝から通勤電車に揺られて自宅から会場に行くというのも、いつも車での通勤の身としてはちょっと新鮮です。

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コメント

松原先生 おはようございます。
やっぱり家庭っていいですよね。独り暮らしは何かと不便でしょうし…。
先生も体調いまいちなんですか? わたしもこの間の急激な冷えで、ちょっと体調崩しております(^^;)
でも、さすが先生、分子生物学会へ参加のために休養されてたんですね。
ES細胞って、細胞のタネみたいな細胞なんでしょうか? 分化してしまった体細胞を4因子操作することで、タネ細胞に戻すことが出来るって理解でいいのでしょうか? もしそうだったら、色々なところに応用が利きますね。医療の世界への応用が期待できます。

先生もお身体に気を付けられて、研究に講義に頑張って下さい。

投稿: 阿頼王 | 2006年12月 8日 (金) 07時29分

阿頼王さん こんばんは

お互い体調を戻さないといけませんね。週末はゆっくりしましょう。
ES細胞は、どんな器官や組織にでもなれる万能細胞です。今は、受精卵からとらなければならないので倫理的にもいろいろと問題がありますが、今回の新しい技術は受精卵からではなく、たとえば皮膚細胞からでもいいわけなのですごく期待されている技術です。

投稿: Mamoru Matsubara | 2006年12月 8日 (金) 18時15分

松原先生へ
その4因子操作って言うのは具体的に何をどうするのでしょうか。できればド素人のわたしにも解るようにご教授下さい。
遺伝子レベルの操作とかするのでしょうか?

アトポーシスの操作とか、若返りとは違うのでしょうね。

今回は、ちょっと突っ込んでしまって申し訳ありません。分子生物学、ちょっと興味あって、書籍が“積読”状態で置かれたままです(^^;)

投稿: 阿頼王 | 2006年12月 8日 (金) 22時11分

阿頼王さん

通常は受精卵からES細胞をとらなければなりませんが、もし受精卵ではなく、普通の皮膚などの体細胞からES細胞のような性質をもつ万能細胞を作ることができれば受精卵を使わなくてもいいのでメリットがあるわけです。そのため、体細胞からどのようにしてES細胞のような性質を持たせるようにすればいいかを考えればいいわけで、そこにはES細胞になるための誘導因子が存在すると仮定すればいいわけです。その誘導因子を、今回、山中先生のグループは探したわけで、少なくとも4種類の誘導因子を体細胞に導入することで、ES細胞の性質をもつ細胞に誘導できたということです。これはマウスの細胞の話ですが、ヒトの場合でも、将来、例えば皮膚の細胞をとってきて、そこに、今回発見された、4つの誘導因子を細胞に導入すれば、ES細胞のような万能細胞ができることを意味していて、そうなれば、そこから神経細胞や心臓などの細胞を作れるかもしれないわけです。それを自分に移植すれば理想的な再生医療ができるということになります。

投稿: Mamoru Matsubara | 2006年12月 9日 (土) 00時22分

4種類の誘導因子というのは、遺伝子で、それぞれ、Oct4, Sos2, c-Myc, Klf4というすべて転写因子です。これを、遺伝子工学的に、皮膚の細胞に導入することで、ES細胞のような万能細胞(どんな細胞にでも分化できる細胞)にできるという魔法のようなお話です。実際には、医療に応用できるには時間がかかりますが、基礎的な成果としては非常にインパクトのあるものです。

投稿: Mamoru Matsubara | 2006年12月 9日 (土) 00時47分

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