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2007年9月13日 (木)

世代逆戻り。新司法試験

   今日は1回生の春学期の成績発表がありました。4人の学生さんが成績を見せに来ました。かなり成績を心配した学生もいたのですが、結果的には皆さん不可になっているものがなく非常にがんばりました。秋学期もこのペースで勉強してほしいです。

 ポスト安倍は、昨日の麻生さんの流れから福田さんのほうに流れが移ったようです。それにしても相変わらずの自民党の派閥政治が行われおります。結局は安定感のある福田さんということになると、年齢は71歳ということで、それこそ世代が逆戻りしたという感じになります。大学で言えばもう完全な定年ですよね。政治家はほんと長くできる職業です。

 新司法試験の発表があったようです。法化大学院になり、今回は法学未修者を対象とした3年コース修了者も入った試験だったようです。結果的にはやはり3年コースの人たちの合格率は32%くらいで2年コース修了者が46%と比べても今ひとつといったところでしょうか。当初は、7.8割を合格させるということだったですが、なかなかそういうわけにはいかないです。今後、新司法試験で合格した人たちがどの程度の法律の専門家としての力をもっているのか気がかりです。

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コメント

松原先生へ
昔よく成績について、加山雄三(「可」がいっぱいあって、「優」が3つ)なんて、ギャク言ってました。が、やっぱり頑張って「優」をいっぱい取るべきですよね。

麻生対福田ですね。麻生さんは自分の血統の良さを鼻にかけているようなところがあまり好感を持てませんが、地方票を狙っているようですね。しかし、福田さんもそうですが、政治家の子は政治家、もうこれって“家業”ですよね。確かに政治家の子は、地盤・看板・鞄を引き継ぐ事が出来るし、小さい頃から“政治”を肌で感じているのでしょうが、こんな事続けてたら、改革なんて夢のまた夢のような気がします。

法制度の改革はどうなのでしょうか。グローバル化(アメリカ化)ですよね。裁判員制度という名の陪審員制度も導入されるようですし、日本もアメリカのように「訴訟社会」になるのでしょうか? 「法」は「法」の専門家に任せておいた方が良いような気がします。裁判員制度なんて、アメリカ開拓時代の伝統ですよね。そんなモノ、日本に持ってきて何をしようと考えているのでしょうか? これもアメリカの“年次改革要望書”からきているのでしょうか? とすれば、次はアメリカの弁護士資格は日本でも有効……とかなって、アメリカの弁護士が日本で開業ですかね。

投稿: 阿頼王 | 2007年9月15日 (土) 05時51分

阿頼王さん

いろいろとコメントしていただき有難うございます。
陪審員制度は本当に日本でやるのかと思いたくなりますよね。個人的には絶対に日本ではうまくいかないのではと思います。それでもやろうとするのですから法曹界は何を考えているのか分かりません。新司法試験で合格者も多くなり法律家のレベルも下がる可能性もありますし。どうなっていくのでしょうね。

投稿: Mamoru Matsubara | 2007年9月15日 (土) 21時09分

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