学力テストでの活用力
ちょっと風邪気味なので今日は少し早めに帰って暖かくして寝ようと思っております。明日は朝から講義なのでなおさら養生しなければ。学生さんの中にも風邪をひいている人が結構いるようです。学園祭の準備やら大量のレポート処理などで無理をしているのでしょう。
午前中、シリーズ特別講義があり、S研究所の方が生理活性ペプチドのお話をしておりました。アフリカマイマイやザリガニなどから様々な生理活性ペプチドを精製し、機能解析しており興味深かったです。特に私もやっている質量分析による方法が最近のこのようなペプチドの解析には威力を発揮するので、納得しながら聞いておりました。はきはきした女性研究者の方の講演だったので、いつもよりは興味をもって聞いていた学生も多かったような気がしました。
今年、小学6年生と中学校3年生に行われた学力テストの結果がでたようです。おおむねできていたようですが、活用力がないという判断も出たようです。例えば算数では通常の平行四辺形の面積は公式から導き出せるのですが(90%近くの正答率)、地図の中にある四角形の公園と平行四辺形の面積を比べるときに、辺に相当する道の長さがそのまま書いていなく、道が一本離れたところに長さが書いてある場合には面積を計算することができないようで、その問題の正答率は20%以下だったようです。そういった公式などを現実の場面で活用する力がないということなのだそうです。結局はこういった問題に対して求められていることに気づくことができるかどうかだと思います。それは日頃の訓練もありますが、教えるときにもただ単に公式ではなく考え方を学ばせることが必要なのでしょう。暗記ではなく考える勉強が必要なのだと思います。
他にも旧厚生省の薬害問題やら食の偽装問題やらと書きたいことたくさんありますが、今日は早く寝ることにします。
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