午前様続き。実習補助。
連日、午前様の状況が続いております。明日は、健康診断がありますが、このような状況だと検査結果はあまり期待できないかも。調子のいいときに人間ドックでも行かなければ。
本日はそんな中、食品化学実習のお手伝いをしておりました。ラットの解剖で、血液をとったり、肝臓をとったりするので補助に入りました。最近は、中学校や高校でも動物の解剖はあまりやらないということなので、学生さんも初めての体験の人が多かったようです。その割には、なんとかこなしておりました。静脈にしっかりと翼状針を刺して上手に血液を採っている人もいたので、案外、この分野で期待できるかも。
一方で、解剖自体が合わなくて、実習中気持ち悪くなってしまった学生さんもちらほらいましたが仕方がないでしょう。
こういう実習を通して実験動物に対しての有難さをしっかりと感じ取り、最終的に動物愛護精神をもって供養することも大切です。動物実験が今後少なくなっていく中で重要なことだと思います。
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コメント
松原先生 おはようございます。
『健康診断」があるのですね。ウチの会社も夏にするんですよね。元々、春だったと記憶しているのですけど、いつの間にか“夏”に……これって、ひょっとして“夏の方が安い？”……なんて訳ないですよね。ウチは○○予防医学協会さんにお願いしています。でも、夏場ってどうなんでしょうね。気温も高くなってるし、冬場の身体と、夏場では少し身体の“仕様”が変わっているような気がするのですけど。
先生でも『調子のいいときに』とか考えられるのですね。なんか、安心（同じだ！）してしまいました。
ラットの解剖をされたのですね。解剖実験は小中学校以来やっていません。確か、フナの解剖と、カエルの解剖をやりました。あの時も解剖実習は“班”に分かれて実施するのですが、女子は概ね“取り巻き”に回っていたような気がします。当然、わたしは“執刀役”です。あの頃は、普段から昆虫標本を作ったり、カエルを自主解剖していましたから、それ程抵抗は無かったですが、それでも、生きた状態のままの“フナ”や“カエル”を授業で解剖するのは、なんか抵抗がありましたね。エーテル麻酔とかして、切り開いた状態でも、心臓なんかは鼓動を続けて居ますし、カエルなんかは一旦“肺”が膨れあがってきたという記憶があります。
これが、“哺乳動物”となると、また感覚が違いますよね。
最近、ウチの母が手術しましたが、手術の後って必ず先生が“摘出した臓器”の実物を前に説明されますよね。最初の立会の頃は、「もう（見るのも）ダメ」って感じでしたが、最近は“慣れ”たのか、詳細に観察させて頂きました（一緒に説明を受けた姉は「気分が悪くなって、眼をそむけていたと言うことでした）。そして、摘出された臓器を見ながら質問事項はきっちりと質問させて頂きました。本当に“生体”って素晴らしくできていますね、前にも書かせていただきましたが、まさに“神の領域”です。
わたしたちは、人類や他の動物の命を救うためとは言え、多くの“実験動物”の尊い犠牲のもとに研究させて頂いていますね。他の生き物の命を頂き、他の生き物の命で、生体や薬品、または自己生成する微量のホルモン類を研究するのに、多くの実験動物の尊い命を頂いています。そのお陰で、多くの人や動物の命が救われているのですけど。
＞、最終的に動物愛護精神をもって供養することも大切です。
本当にそうですね。現在の医学・科学の進歩に寄与して頂いて“命”をささげて貰った生き物たちにできることは、そういう“厳粛な気持ち”を持つこと、真摯に実験に臨むことくらいですよね。
学生さんには“生命倫理”をしっかりと心に刻みつけて欲しいです。その上で、実験はあくまで、情に流される事なく、しっかりと行って頂きたいです。矛盾した感情だとおもいますが、その“冷徹とも思える実験態度”こそが、“実験動物”の命を尊重することになると（勝手ながら）解釈しています。
投稿: 阿頼王 | 2008年6月11日 (水) 06時38分
阿頼王さん
私も会社にいたときは、健康診断専門の病院で夏ごろにやっていました。健康診断のあとは、近くのホテルのランチ券をもらったりしておりました。
小中学校は確かに魚やカエルの解剖をやっておりましたね。大学でも教養の生物の実験でカエルは解剖していましたが。そのときには出来る人と出来ない人が完全に分かれてしまいますよね。私はなんやかんやで執刀しているほうでしたが。
投稿: Mamoru Matsubara | 2008年6月11日 (水) 20時38分