実習も終わりに。真夏日。
3回生の遺伝子化学実験も、金曜日に最後の実験が終わり、あとは片付けと発表会だけになりました。金曜日の実験では大腸菌でのタンパク質の発現もうまくいき、ほとんどの班は、光るタンパク質であるGFPを上手に精製することができたようです。本質的なところを理解しているかどうかは疑問が残りますが、最終的にDNA実験がうまくいき、タンパク質の発現、精製までうまくできたというのは、学生さんにとっては自信になったのではないでしょうか。もしかしたら今はそのことの重要さは分からないかもしれませんが、卒業研究あるいは社会に出てこの分野の仕事についたらその意味合いも分かってくるのかもしれません。
土曜日、日曜日は暑かったです。名古屋では今日は35度を越えていたということで、もう真夏です。嫁さんが家で仕事をするということだったので、昨日、今日は、娘と一緒に買い物に行ったり、遊んだりしておりました。早いもので、来週の3連休からは夏休みということで、様々な行事で一杯のようです。こちらもまだまだ行事が盛りだくさんなので、うまく時間を調整してやっていかなければ。とにかく夏バテしないで乗り切る必要があります。
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コメント
松原先生へ
無事『3回生の遺伝子化学実験』が終わり、やれやれと言ったところでしょうか?
今回の実験、確かに“遺伝子操作実験”としては初歩なのでしょうけど、部分的にお話を聞いていると、全体像が把握しきれません^^;
要するに、これは『東京テクニカルカレッジ』さんのPDFファイルなんですけど、こういう実験をされたのでしょうか?
(www.tuat.ac.jp/.../Seminar_Folder/rikakyoin_Folder/H19_Folder/Archives%20H19/H19kensyu4,5Slide.pdf )
しかし暑いですね。本当に異常です。今年は特に変なのは
「梅雨なのに梅雨前線が無い!」
らしいですね。そして湿度が異常に高い!
本当にもう今から「夏ばて状態」です^^;
先生は、この夏、体調管理をしっかりとされて、公私に『盛りだくさん』のスケジュールを、できるだけ“負荷調整”しながら乗り切ってください。
投稿: 阿頼王 | 2008年7月14日 (月) 23時10分
阿頼王さん
東京テクニカルカレッジさんのものはBioRad社からのキットのもので、既にGFPの遺伝子が入っているベクターを大腸菌に形質転換して、そのあと大腸菌で発現させるというものですね。2日ぐらいでできてしまうものです。
今回の実習では、PCRでGFP遺伝子をクローニングして、それを大腸菌発現用のベクターに入れてというように、独自のものをサブクローニングしてから、大腸菌に形質転換して、発現、精製させています。その過程で、制限酵素できったり、ライゲーションしたりもしますし、PCRも行っているため、塩基配列が正しいか、DNAシークエンスもしています。他にも書いていませんが、遺伝子工学での基本的な方法もいろいろとやっています。ということで、テキストでも見てもらわないと分からないかもしれませんね。
投稿: Mamoru Matsubara | 2008年7月15日 (火) 23時14分