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2008年12月 1日 (月)

就活は茶番劇・・・・「就活のバカヤロー」

 今日から師走です。今年もあと1ヶ月で、1年間本当に早いです。
 恒例の流行語大賞は今年は「アラフォー」と「グー」のようですね。まあ、妥当なところでしょうか。ポニョが入らなかったのは残念ですが。福田さんの、「あなたとは違うんです」はトップ10に入ったようですが。さすがに授賞式は辞退したようです。
 
スポーツでは、石川遼君が1億円プレイヤーになりました。まだ17歳ということで、これからどこまで進化していくのか楽しみです。スポンサー契約などもあわせると5億ぐらい稼いでいるというのですから。親御さんはほくほくですよね。
 浅田真央さんもNHK杯での滑りはようやく彼女らしさが出ていて良かったです。これでグランプリファイナルでは韓国のキムヨナさんとの一騎打ちが楽しみです。個人的には今シーズンは無理して勝つことはなく来シーズンのオリンピックシーズンに勝てればいいのではないでしょうか。
 サッカーではグランパスエイトが昨日勝って、はじめて最終戦まで優勝争いに残りました。まだ圧倒的にアントラーズのほうが有利だとは思いますが、サッカーは何が起こるか分からないので、最終戦何とか勝っていい結果になればいいのですが。ピクシーの胴上げが見れるといいのですが。

 週末時間のあるときに、たまたま先週末勝った本を読んでいました。
「就活のバカヤロー 企業・大学・学生が演じる茶番劇」(石渡嶺司、大沢仁、光文社新書)
石渡嶺司さんは大学ジャーナリストとして最近では「最高学府はバカだらけ」(光文社新書)を書いており、昨今の大学の痛い部分についてかなり痛烈に書いている人です。
今回の新書では、まさに今の就職戦線の様子を企業や大学、学生などの視点で細かく正直に書いており、まさに個人的にはよくぞ書いてくれたという内容でした。
 就職活動での自己診断レポートにまつわる話。企業は、納豆のように粘り強い学生はきらいとのこと。多くの学生は自分は粘り強いということを強調するようですね。更には、学生の時に「あんなこと、こんなことやってきた」と自慢げに書くというのも実はあまりよくないようです。資格もそんなに関係ないのに書かせようとするわけです。何も資格がない学生さんに、今からとったほうがいいのではとアドバイスする担当者の人もいたりするようです。
大学のほうも過保護なまでに就職を世話しすぎるわけです。昔は学生が勝手にやっていたものです。今やどこの大学もキャリアサポートセンターががんばっているわけです。就職率がいいことが大学の評価になってしまているのもおかしな話です。教育、研究での評価のほうが大事に決まっているのに。
 就活の諸悪の根源と言われておるのが、リ○ルー○や○日コミュ○ケー○ョンなどの就職情報会社で、学生や企業を搾取しているわけです。彼らのせいでいつのまにか大学3回生の秋あたりで説明会などが毎週行われ、学生は講義にも来なくなるわけです。ほんと踊らされています。
 結局は、就職にあたっては学生さんは素のまま、ありのまま、普段どおりの自分を評価してもらうしかないわけで、キャリアサポートや就職情報会社から得たマニュアルを鵜呑みにしてはいけないというのが、この著者らの言いたいことの一つでもあるのですが、これ自体が難しいところです。
 いずれにしても茶番劇である今の就活に踊らされないようにという著者らのメッセージについてはうなづけるので、大学の教員側としてもそのあたりは冷静な目で就活を見ていかなければならないのでしょう。学生さんに読んでもらいたいです。
 

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コメント

松原先生へ
何にせよ、一芸に秀でて居れば良いですよね。文字通り『芸は身を助ける』ですね。サラリーマンの生涯収入が3億円程度でしょうから、石川遼君は一年で、サラリーマン二人分程の生涯賃金を稼いでいるって事ですね。しかも、ゴルフは選手生命も長いスポーツですからね~

しかし、大多数の人はサラリーマンになる訳で、しかも、大多数の人は自分がやりたい仕事なんて、することは出来ませんね。

茶番劇と言われようと、兎に角、学校を卒業したら、生活のために働かなければならない訳だし、将来は家族も養わなければならなくなる訳ですよね。

この国の教育&経済(企業を中心とした)システムは機能不全状態を起こして居ると思います。これからますます“職を得る”事は難しくなるでしょうね。来年の就職は今年以上に厳しくなりそうです。

だから、十五年以上前から、わたしは
「経済的余裕のある間に、長期戦略を立てて、今(その時)の経済力を使って着実に実行して行かなければならない」
と、言ってたのですけど、もう、事ここに至っては、見通しが付きませんね。もう、悪い要素ばかりが目に付きます。しかも、未だに“意識の変革”も無く、
「行けるところまで行っちゃえ」
ですね。

確かに、今からでも集中的に、戦略を練れば道は開ける可能性があると思いますけど、事ここに至っても、この国のリーダー達は“迷走”し続けて居ますね。

わたしなら、麻生総理のような地方への2兆円のばら撒きはまずしないでしょうね。その1000分の一か多くても100分の一のお金を使って、直属の、有識者を集めた“国家戦略組織”(と言っても軍事ではないですよ)を作り、徹底的に具体的な数字を弾きだした“経済再生戦略”を立てるでしょうね。
「今でも、そんな事位やってる!!」
って声が聞こえそうですけど、そういうレベルでは無く、本当に将来のこの国のあるべき形を見据えた“未来を拓くための具体的シナリオ”を立てる組織です。

でも、まあ、
「どうでもいいや」
って言うのが、今の心境ですけどね。
「好きにすれば」
って感じですね。

もう、なるようにしか成らないでしょうからね。こんな一国民の声なんて、響いて来なかったし、これからも響く事はないでしょうからね。

相変わらす、財政ばら撒き行政を続けて、リストラの嵐を吹きまくらせ、財政破綻、年金破綻、そして増税、ハイパー・インフレ、預金封鎖、何でもやればって感じです。

就職だって、縁故採用や(議員さんとか有力者の)口利き採用は無くならないでしょうし、そういうのを持っている人は使えば良いと思いますよ(その採用者が無能であろうと、なかろうと)。むしろこれから安定して職に就け、経営陣に参加していくのは、そういう“コネ持ち”“金持ち”でしょうね(なにせ、彼らは“お土産”持参ですからね。管稜の天下りと同じ構造ですね)。

後は、企業が使うのは、派遣社員とか、ニートのアルバイトとか(更には、不法外国人)、何時でも切れる(=世界レベルの競争力を持てない)、安価な“労力”でしょうね。

まあ、一番気の毒なのは、今の若い世代、子供や孫(それ以降の世代も)ですけどね。

投稿: 阿頼王 | 2008年12月 3日 (水) 11時37分

阿頼王さん

(確かに、今からでも集中的に、戦略を練れば道は開ける可能性があると思いますけど、事ここに至っても、この国のリーダー達は“迷走”し続けて居ますね)

ほんとにそうですよね。首相を含め政治家たちは何をやっているんだか。将来を見据えた戦略を真剣に考えてもらいたいです。そいであればあんな給付金の発想なんか出てこないと思うのですが。本当にやるんですかね。

この1年、ほんとリストラやら、給料が下がったりとか、中小企業の人はかなり厳しかったりするのでは。うちの父親も中小企業をやっていますが、ほんと苦しくなるかもしれません。もちろん、今の子供たちの世代にも大きく影を落としていくでしょうし。我々の年金すら見込みなくなるのでは。ほんと、今真剣に日本の国の行く末をきっちり考えていかないと駄目なのでしょう。

投稿: Mamoru Matsubara | 2008年12月 3日 (水) 21時02分

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