試験の採点
週末は、センター試験があったようです。うちの大学も会場になっていたようで試験監督にあたっていた先生方は大変気を遣ったのではないかと思います。
今日は、午後に2回生の細胞生物学の試験がありました。終わってすぐに約100名の学生さんの答案を採点しておりました。さすがに2時間くらいかかりました。平均点は70点くらいを予定しておりましたが、ほぼそれに近い67点くらいということでした。昨年も67点でしたので、同じような問題を出したことを考えると、学年が変わったとはいえ、レベル的には同じなのかなーという印象です。ただ、やはり全く勉強してこなかった人もいて、50点以下の人はどういうつもりなのかなーと思ってしまいます。更にいうと、10点台、20点台の人は話になりません。さすがにこういう学生さんに単位を上げるわけにはいきません。最後の講義で、出題範囲をかなり具体的に言っており、勉強さえしてくれば平均点以上はとれると思うのですが。学生さんによっては自分の興味のない分野の勉強はやりたがらない場合もあるのでこれ以上はいいませんが。最終的には、出席の状況も加味して、明日のうちに最終の成績をださなければなりません。
明日は、オバマさんの就任式もあるようで、ワシントンは大変なようです。演説も歴史的なものになるのでしょうか。すぐに就任演説の英語のDVDやCDなどもでるようです。既に今までのオバマさんの演説集も売れているようです。やはりはじめての黒人大統領ということで期待感があるのでしょう。
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コメント
松原先生 おはようござうます。
なんか、悲しいと言うか、空しいと言うか、学生さんたちの学習意欲が低いような気がしますね。
「自分達は、これから、この国を支える先端の学文・技術を習得する機会に恵まれているんだ」
って、自覚が欲しいですね(他人の事は言えませんけどね)。
やっぱり“日本の教育”は歪んでいますよ。グローバル・スタンダードと言うなら、こういうところ(全てとは言いませんが)、大学に入ってから真剣に学習して欲しいです。今の日本の教育体制では“大学受験前”がピークで、つまりは、日本の教育は(極論すれば)高校レベルで停止って事で、これでは、国際レベルに追いついて居るのが不思議な位ですね。多分、外国(特に欧米諸国)は、学文レベルでも“差異化社会”なのだと思います。日本は、均一能力社会(歯車社会)で、文字通り『世界の工場』なのだと思いますね。
オバマさんいよいよ大統領就任ですか!
ライスさんも、オバマさんも実はキッシンジャーさんに並ぶ実力者ブレジンスキーさんのお弟子さんのようですね。
でも、一体どうなるのでしょうね。政治・政策的な事では無くて、アメリカ社会は、今でも“白人専用”“有色人種用”と、『有色人種立ち入り禁止』がまかり通っている国ですけど、黒人の大統領が産まれた以上、そんな事は続けていけないでしょうね。でも、白人(特にプワー・ホワイト)は、それを“受け入れる”事が出来るのでしょうか? ある意味、プワー・ホワイトの“不満のはけ口”の作用もしていたと思うのですけど……。
オバマさん“黒人のJ.ワシントン”なんて言ってますけど、“黒人のJ.F.ケネディ”にならないでしょうねぇ
そうなると、副大統領は、バイデンさんですからね。CFRに属していて、ブレジンスキーの弟子であるオバマさんが、
『バイデンは、36年間ワシントン(上院議員であったという意味)にいた。しかし、ワシントンは彼を変えることが出来なかった。』
と言いながら、何故バイデン氏を副大統領に指名したのは、今の所良く解らないですね。
投稿: 阿頼王 | 2009年1月20日 (火) 06時52分
阿頼王さん
いやーほんと、むなしくなるときがあります。でも、結局は学生さんの自覚なんですよね。それに対してこちらがとやかく言っても仕方がない部分がありますし。というか、昔はわざわざそんなこと言わなかったのですが、今は、学生さんが単位をしっかりとれているかどうかチェックしたり、話し合いしたりと、何かおかしいのではと思ったりします。
オバマさんの就任式いよいよです。おそらく日本時間の夜中なので生で見れないでしょうが、いろんな意味でわくわくしますね。
投稿: Mamoru Matsubara | 2009年1月20日 (火) 19時48分