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2009年4月14日 (火)

プロフェッショナル、人を喜ばせるという使命感

 実習のほうも今日で4日目、実験中は立ちっぱなしなので、終わった直後はかなり足腰がきついですが、日頃運動不足なのである意味で体にはいいのかもしれません。実験のほうもやはり学生さんの想定外のミスなどが出たりして、試薬が途中で足りなくなり、何回も研究室へ試薬を作り直しに行ったりとバタバタしておりました。
 一方で、実習中、4回生の学生さんに実習後半の予備実験を頼んで、うまくこなしてくれたので非常に助かりました。昨年までは、時間のあるときに一人でやっていたので、そのあたりは4回生の存在は大きいです。彼等にとっても卒研の前にしっかりとした技術が身についていたということが分かったので自身になるでしょうし。
 
 疲れて帰宅後、NHKの「プロフェッショナル」を見ていたら、慈恵医大の血管外科医、大木隆夫先生の仕事ぶりがやっていました。「世界一喜ばれる人になりたい」という志で、外科医になり、今や大動脈瘤の治療のスペシャリストとして人工血管「ステントグラフト」の使い手として世界でNo1です。プロフェッショナルとはという問いには、「経済的動機づけではなく、使命感ややりがいをその原動力として事にあたる。それでいて、自己の利害、ときには命をかえりみない、いわば、アマッチュアリズムの極致がプロフェッショナルではないでしょか」と言っていました。週4日の手術、外来診療は深夜まで行い、論文書きや講演、アメリカの大学の教授も兼任していたりと、人生を患者の治療に捧げているわけです。この生き方はなかなかまねできませんが、そこまで自分自身を徹底させて、なおかつ、他の病院がさじをなげた患者さんのために全力をつくす姿はすごいとしかいいようがありません。自分自身、ちょっとしたことで疲れたと言っているのがほんと恥ずかしいくらいです。
 
 

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コメント

松原先生 おはようございます。
新学期、新年度が始まり、先生もわたしも“疲れ”が出てくる頃ではないでしょうか? 職場が遠くなり、始業時間は早くなったので、朝6時半には家を出発して居ます。かなり“疲れ”&“ストレス”が溜まって来ているのが解ります。

>実習のほうも今日で4日目、実験中は立ちっぱなしなので

は、かなりキツイですね。良い運動にはならないような気がしますね。時々、身体を動かして、血行を良くするような軽めの運動をした方が良いような気がしますけど……“たちんぼ”(立ったまま)は、身体の一部に負荷がかかり続けるので、運動にはならないような気がします。できるだけ、空いた時間にでも、(ゆっくりした動きで)伸びとか体操的な動きをした方が良いような気がします。ちょっと工夫して、出来るだけ御身体を労わって下さいね。

慈恵医大の血管外科医、大木隆夫先生のNHKの「プロフェッショナル」、観ていませんけど、

>アマッチュアリズムの極致がプロフェッショナル

って言葉には、説得力とインパクトがあります。けど、大木隆夫先生は“大動脈瘤の治療のスペシャリスト世界No1”と言う称号と、時間と(“命”を預かる)仕事の重さには見合わないかも知れませんが、かなりの収入、そして、“他の病院がさじをなげた患者さんの感謝”ってインセンティヴは得られていると思いますし、

>アメリカの大学の教授も兼任

し、後進の指導にも当たってらっしゃる。そのモチベーションは、そういう所から得ておられ、それを“仕事へのエネルギー”にされているような気がします。

少し、意地悪な観方をすれば、それだけの事をこなして、誰からも“認められず”、むしろ“異端の眼”で見られて居たら、さすがの大先生もモチベーションを無くすか、かなり低下してしまうような気がします。

今、この日本や世界で広がり、蔓延しつつあるのは、まさに“そういう現象”だと、思うのです。勿論、大木隆夫先生のように、一部の人には“陽はあたって”いますけど、その陰に“本来、日陰に居るべき人間(と言うのは本当は居ないと思うのですけど、他人の“手柄”を横取りして自分の“業績”にする人間とかは、残念ながらこの手合い、“本当の能力が無いのに、能力のある人間の“力”を利用するだけして、当然“自分の業績”とする訳ですから、実際の発案者は煙たいだけの存在になってしまいますよね。そして、そういう人間は、表舞台に出れないように“封殺”しておく)が、“処世術”だけで、表(決定権者)に立ちすぎのような気がします(彼らに“知恵”を与えても悪用するだけで、本当の“意味”を理解してくれないと言うのがわたしの実感です)。

でも、また“困った事”が起こると、自分が冷飯を喰らわしていた人間を、平気で使おうとする。使われる側の人間も(元々“能力”があるから、いろんなアイデアやモデリングが出来る訳ですから)当然“馬鹿”では無いですからね。出来る限り、そういう人には“ボケをかまし”ますよね。

もう、こういう“状況下”では、良い仕事は不可能です。でもこの国(この世界)の、元々危うい“モラル”や“コンプライアンス”は崩壊状態のような気がしています。
ある意味(司馬遼太郎氏ではないですけど)『もう、この国はどうなってしまうのだ(=もう終わっている)』
です。この問題を掘り下げていくと、本が出来てしまいそうなので^^ この辺でおいておきます。

先生は、仕事は確かにキツイですけど、“大学の助教授”“後進の育成”といったインセンティヴは取れている方だと思いますよ。

今は一般企業の社員、特に下積み社員なんて“インセンティヴ”どころか“牛・馬なみ以下”の扱いなんてザラ、牛や馬でも“エサ”は貰えますからね(派遣切り、次は正社員切り)。そして、一方で、政界の汚職、官僚の天下り・ワタリは止まる所を知らず。そのくせ、『現在起こっている、世界的な政治の地殻的大変動』には無頓着で、それらに対する、この国としての“真剣な調査・議論・検討がなされていない、と強く感じてしましまいます(実際にはどこまで議論され、実行体制を取り、実行されているのかは知りませんが、一般国民の目から見れば、「何もやっていない」としか見えません)。

“責任逃れ”、“バラマキ”(景気対策を表看板にした、体の良い集票行動ですよね)はいい加減に止めてほしいですね。もっと、長期展望に立った“この国の戦略”(戦争をする訳ではないです)を立てれる人材を集め、育成する事は、この国にとって急務だと思います。

投稿: 阿頼王 | 2009年4月15日 (水) 05時43分

阿頼王さん

阿頼王さんのほうも職場の関係でいろいろと疲れが溜まっているようですが、がんばってください。
 立ちっぱなしは確かに、いい運動ではなく、同じ体勢が続くので良くないかもしれないです。家に帰ってからどーっと疲れが溜まるような感じですし。

(誰からも“認められず”、むしろ“異端の眼”で見られて居たら、さすがの大先生もモチベーションを無くすか)

確かに番組では、大木先生は、患者さんから「有難うございます」や「先生にお任せします」という言葉を聞けなくなったら医者はできないと言っていたので、患者さんからのインセンティヴでやれているのだと思います。

我々の仕事もそういう意味では、学生さんの姿を見て、教育にしてもやる気になるので同じことかなーと思います。多くの人の場合仕事もそのような形でできれば楽しいのでしょうね。自分の仕事が認められない、訳の分からない人が幅を利かせているような社会や仕事場においては、なんともならないですよね。
特に今のこの国の状況はそれに近いものがあるますし。

投稿: Mamoru Matsubara | 2009年4月15日 (水) 23時10分

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