科学技術予算カットにノーベル賞研究者も怒る!
昨日来、各学会などからメールで本日ノーベル賞受賞者らの緊急会見があるという情報が流れました。そして今日の夜、東大で利根川先生や野依先生らがそろって会見し、行政刷新会議の事業仕分けで科学技術予算が廃止、縮減対象となったことに対して異議を唱えていました。京大では山中先生もお怒りの会見をされたのを先ほどテレビニュースでやっていました。
この1週間ぐらいの科学技術予算の削減という民主党政権の流れに対して、我々科学者らは、この動きに何とか待ったをかけなければならないということで非常に危機感をもって行動をしているわけです。ただでさえ地方の国立大学や私立大学には研究予算が来ないのに、国全体の科学技術関連予算が減ってしまっては、ますます研究するお金が無くて困ってしまう研究者が溢れてしまいます。
更に、理系を目指す若い人たちが、このような状況を見ることによって、この分野に行っても将来が無いのではと思ってしまいます。それこそが、日本の科学技術立国としての立場を脅かし、将来、世界のイノベーションの中心に日本は存在せず、諸外国にお金を払って技術を買ってしまうという情けない国になってしまいます。先進国からの撤退ということになってしまいます。ここは何とか民主党政権には頭を切り替えて欲しいと思います。もちろん今現状の国民生活は苦しいのは分かっていますが、そんな中でもがんばって未来への投資をすることが国家を考える人の一つの才覚ではないかと思います。
この科学技術予算関連の今後の方向性は果たしてどうなっていくのか気がかりです。
今日は、他にもいろんなことで気疲れが。学部のいろんなことや卒研のことなどいろいろと難しいです。ついついカーッとなってしまう自分が嫌です。もっと楽に考えればいいのですが。
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