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2010年7月30日 (金)

高大連携の記事。2/3以上が再試に。

 昨日の高大連携授業が今日の京都新聞朝刊の地方版に載っていました。新聞の著作権の問題で、スキャナーで取り込んだ記事などはアップできませんが、高校生が楽しそうに実験している写真が載っていました。自分の名前も載っていたのでびっくりしました。ただ、記者さんが完全に誤解していた文章もありました。「・・・、3種類のタンパク質を反応させて試験管の中に蛍の光をつくる実験などに挑戦。・・・」(7月30日京都新聞朝刊丹波版抜粋)の部分なのですが、3種類のタンパク質ではなく、タンパク質自体は1種類で、他の2種類はタンパク質の機能発現に必要な低分子です。ただ、このあたりは記者さんには表現しにくいのでしょう。こういう記事は雰囲気さえ分かればいいのかもしれませんね。
 大学のホームページのトップニュースの部分にもアップされていました。写真をとってくれたT先生が記事を上げてくれました。

 バイオサイエンス入門の試験は結局120人近くの学生さんが受けたにも関わらず、合格者はたった36人で、80人近くが再試になっています。こんなに大勢の学生さんが落ちるとは思わなかっただけに、落ちた学生さん以上にこちらもショックです。レポートなどがたくさんあり前日にまともな勉強ができなかったと言う学生さんもいたのですが、やはり優先順位を考えて今しなければならないことはきっちりと実行しなければなりません。一緒にこの科目をやっているY先生とも議論しましたが、学生さんにどのように勉強させていけばいいのか、こちらも対策を考えなければなりません。

 

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2010年7月29日 (木)

高大連携授業 「タンパク質実験を体験しよう」

  今日は高大連携授業があり、近くのN高校の生徒さん40人に「タンパク質実験を体験しよう」と題して、様々なタンパク質を用いた実験を指導しておりました。
 12日に事前にバイオやその中で特にタンパク質の重要性について授業をしていたので、今日は実験を通してタンパク質について更に理解を深めてもらおうということで企画しました。
 午前中は、まずはじめににバイオ実験でお決まりのピペットマンの使い方を教え、しっかりと目的の容量を分取できるようにしました。実際に1000μlの量を正確にとれているかを電子天秤で一人3回測定させて、いずれも同じ量を分取できるかを競わせました。これだけでもかなり興味をもってやってくれました。非常にピペットマン操作が上手な生徒さんがいて、3回とも999μlを記録していました。思わず「すばらしいです」と褒めてしまいました。
 次に、身近な生活用品の中にあるタンパク質を使った実験として、洗剤やコンタクトレンズの洗浄液の中にあるタンパク質(酵素)であるタンパク質分解酵素について学ばせました。洗剤の粒の中には青い粒がありますが、このなかにはタンパク質分解酵素が入っています(他にはセルラーゼなども入っていますが)。そのため、生徒さんにはピンセットで青い粒をつまんでもらい、それを蒸留水で溶かしてタンパク質分解酵素液を作ってもらいました。その溶液がタンパク質分解酵素として機能するのかをチェックするために、スキムミルクの白く濁った液がどのようになるのかを観察してもらいました。コンタクトレンズの洗浄液と同様に、白く濁った液は反応させると透明になります。タンパク質分解酵素が働き、スキムミルクの白濁の原因タンパク質であるカゼインがアミノ酸にまで分解され透明になるわけです。ある意味劇的な変化が現れたので、それなりに生徒さんにはインパクトがあったようです。
 更に午後には、ホタルの光る現象(これもルシフェラーゼというタンパク質が関与しています)を試験管内で再現させ、このタンパク質(酵素)に由来する反応が、温度やpHなどにどのように影響されるのかを観察してもらいました。さすがにこの実験では、ホタルのきれいな光が試験管内で再現されると歓声があがりました。光り物にはやはり生徒さんの反応はいいです。この実験を通して、ホタルの光る反応は酵素反応であり、この反応が機能するには基質としっかりとはまり込むような酵素の形が重要であり、この形を壊すような条件を与えると酵素反応が進まなくなることを知ってもらいました。
 最後は、今やタンパク質は組換えDNA技術によって大腸菌などを用いて大量に生産されることを理解してもらうために、オワンクラゲの蛍光タンパク質であるGFPを大腸菌に発現させ、そこからGFPを取り出す実験をしました。12日の事前授業では、サッカーのリオネル・メッシの活躍の裏にも組換えDNA技術があるのだということを教えていました。メッシが低身長症の治療に用いていた成長ホルモンはまさに組換えDNA技術で作ったものであり、今日GFPを大腸菌で発現させた技術と同じ技術で作ったものであるということも意識させました。実験では、最終的に取り出したGFPが紫外線を当ててきれいな緑色を呈すると生徒さんらは歓声を上げていました。
 まだ高校1年生ということで、遺伝子とかタンパク質、更には一般的なバイオテクノロジーというものは生物の授業では学んでいないので、なかなか理解させるのは難しいです。しかし、今回の実験を通して少しはこの分野の面白さを実感してもらうと同時に、実験の楽しさを体感してくれたのではないかと思います。生徒さんが、「有難うございました」と大きな声でうれしそうに実験室をあとにしたのは印象的でした。
 今回は、4人の学生さん(大学院生1人を含む)をTAとして実験のフォローをしてもらいましたが、非常にがんばってくれて生徒さんや高校の先生からの評判も良かったです。彼等の自信にもなったでしょう。
 午前中の開講式には、うちの大学の学長先生や高校の校長先生も挨拶にこられ、お忙しい中1時間近くも興味深く見て頂きました。更に京都新聞の記者さんも面白いですねと声をかけてくれました。そういう意味では、まあまあの企画だったのではないかと思います。
 

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2010年7月28日 (水)

期末試験。明日は高大連携実験。桑田さんが食道がん。

  今日は1回生のバイオサイエンス入門の期末試験を行いました。1回生にとっては大学に入って初めての試験ということで少し緊張感のある試験だったようです。Y先生担当分50点、自分担当分50点で問題を作成したので、問題用紙(答案用紙を含む)5枚の分量のあるものとなりました。再試験を来週にやろうと思っているので、早速、採点を行いました。その結果、自分の担当分の平均点は50点満点中25点でした。試験前にかなり重要な部分を教えていたのにも関わらず思ったより低かったです。いつもながら、がんばって勉強して満点近く取る学生さんがいる一方で、全く勉強せずに平気で0点を取る学生さんもおり、我々教員ととしてそういう学生さんにどのような指導をすればいいのか戸惑ってしまいます。来週の再試験でどれだけ挽回してくれるか期待するしかありません。

 明日は、高大連携事業で高校生がうちの大学に実験をしに来ます。そのため、ティーチングアシスタント(TA)の学生さんと午後は実験室で準備をしておりました。明日、40人の生徒さんと楽しく実験ができればいいのですが。

 桑田佳祐さんが食道がんの手術をするとの発表があり、10月末からの全国コンサートツアーがキャンセルになってしまいました。12月26日のナゴヤドームでのコンサートに行く予定だったのでとても残念です。とにかく早く直してもらって、次回のコンサートに期待するしかありません。今回の発表で所属する芸能プロダクション、アミューズの株価が下落したようでさすがに影響力があります。

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2010年7月26日 (月)

デモ実験。卒業生がんばっています。

 午前中は学生さんが実習関連で質問しにきたのでその対応を。その後雑談をしていたらあっという間にお昼になってしまいました。
 午後からは、木曜日の高大連携で行う実験デモを担当学生さんとやっておりました。作成したテキストをもとにして3つほどの実験の各ステップをチェックしておりました。彼等の活躍を期待しております。

 その後、卒業生のSさんが久しぶりに顔を見せてくれました。高校の理科の実験助手として働いており、今年は教員試験合格をめざしてがんばっています。昨日で採用試験が終わったようであとは結果待ちです。うまくいってくれるといいのですが。
 仕事自体はとても充実しているようで、今の立場でも様々なことが学べるようです。やはり現場で生徒さんと接することによってどのように教育すべきかも分かってくるのだと思います。経験することによって初めて得るものがあるのでしょう。成長していく姿が頼もしく見えます。

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2010年7月25日 (日)

仕事の週末。OBとして活躍。海外に行けるか?

  土曜日、日曜日と名古屋に帰らず大学で仕事を。まだまだやることが一杯です。今日は、4時間かけて200以上の実習レポートを見ていました。さすがに疲れました。まだたくさん残っています。
 昨年までは、この時期に学童保育の夏祭りでいろいろと担当することがありましたが、今年は娘が中学生になったのでお役御免になりました。その代わり娘は学童のOBが運営するお店のお手伝いをしていたようです。8月には学童のキャンプにもOBとして行くようで、まだまだ学童に関わっていくようです。
 家族旅行のほうもほぼ予定が決まりました。娘が1歳半の時に学会ついでにスウェーデンに行きましたが、それ以来、ほぼ11年ぶりに海外に行くことにしました。夏休みで旅費が高くついてしまいますが、娘の夏休み中しか行くことができないので仕方がありません。パスポートが昨年に有効期限が切れてしまったので再申請しなければなりません。ぎりぎりの申請になりそうなので間に合うのかどうか不安です。パスポートは申請は本人以外でもできるのですが、出来上がったパスポートを取りに行くのは本人でなければならないようなので、取りに行く時期を考えなけれななりません。

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2010年7月23日 (金)

この暑さ、尋常でない。

  この暑さ、尋常でないです。昼間、郵便をとりに大学構内を歩いていただけなのにサウナの中にいるような暑さでした。もし、1時間も外にいたら熱中症で倒れてしまうような状況です。連日、熱中症で倒れている人が多いというニュースの現状が分かります。こういう天気の中、外で仕事をしている人や運動をしている学生さんは大変だと思います。
 
 来週の高大連携の実験のテキストもようやくでき、あとは当日手伝ってもらう学生さんとの事前確認だけになりました。来週頭にやろうかと思っております。週末は、実験に使うサンプルなどの調製をする必要があります。大腸菌にがんばってタンパク質を作ってもらわなければ。週末はレポート採点もしなければならないので大学でじっくりと仕事をする予定です。
 

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2010年7月21日 (水)

講義も大詰め。院試の結果。

 1時間目のバイオサイエンス入門の講義は実質今日が最後。来週は、期末試験です。1回生で大学に入って初めての試験ということもあり、少し丁寧に試験範囲の確認と勉強すべき内容について伝えました。とにかく勉強せずして単位は取れないわけですので、そのあたりの考え方についても話しました。あとはこの講義の感想や要望について書いてもらい終わりにしました。今年から始まった講義としては学生さんにも好評で、分かりやすかったと答えてくれた人が多かったです。内容については多少難しいと感じた人が3割くらいいたようですが、そのあたりはあくまでも大学の講義ということで、単に高校の生物の復習だけでなく敢えて難しい部分も入れたので想定内です。逆に評価してくれた学生さんのほうが多かったです。反省点としては、途中早口になったりする部分や、講義資料で図の中の文字が見にくかったようで、こういったところは来年への改善点になります。年々良い講義にしていかねばなりません。

 昨日は、N大学院の合格発表があり、うちの研究室では2人合格しました。2人ともかなり早い時期から勉強をがんばっていたので当然の結果でしょう。合格できなかった学生さんもいましたが、わずかな差であると解釈して次の試験に向けて新たな気持ちで勉強してもらえればと思います。まだまだチャンスはあります。

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2010年7月19日 (月)

暑い夏が始まる。ピアノ発表会。

 梅雨明けしたと思ったら、いきなり猛暑日が続き昼間はさすがに外に出るのはきついです。これから小中高は夏休みになり、猛暑の中、部活動があるので大変でしょう。娘の陸上部では、夏休み中の練習は朝7時から10時に行うようで、生徒の体のことを考えてくれているようです。

 昨日は、娘のピアノの発表会がありました。今年はハチャトリアンの「仮面舞踏会」という曲をがんばって弾いてくれました。浅田真央さんがオリンピックのショートプログラムで使用した曲ということもあり娘も気に入って選曲したようです。前日の練習では後半難しいところが今ひとつ弾けていなかったのですが、さすがに本番ではなんとかミス無く弾いてくれました。本番に強いというジンクスは今年もいきていたようです。見知らぬ観衆の人からも「上手だったね」と声をかけられていたようで、かなり気を良くしていました。娘以上にうまい子はたくさんおり、ベートーヴェンの長いソナタやテンペストなど難しい曲を完璧にこなしていた子もいました。更にピアノとヴァイオリンの両方をこなしていた子もいました。すばらしいの一言です。
娘のお友達がお母さんと見に来てくれていたので、帰りは会場近くのカフェでお茶をして帰りました。別の中学校に行ったお友達だったので、いろいろと話すことがあり盛り上がっていたようです。

 今日は名古屋地区では花火大会もあり、来週は近くでお祭りなどもありいよいよ夏という感じです。一方で、大学のほうは8月半ばまでは期末試験や集中講義、オープンキャンパスなどがありまだまだ夏休みモードには程遠いです。この2日間少しリフレッシュしたので夏休みまでのほぼ1ヶ月なんとか乗り切るしかありません。

 中日が4連続完封勝利。いよいよ巻き返しに入ります。

 
 

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2010年7月16日 (金)

出張講義に実習にフル回転。

 今日は朝早く起きて、京都市内の高校へ出張講義に。9時から50分講義を2回分行いました。この時期に多くの高校で行っている2年生の進路説明会に各大学や専門学校から様々な分野の先生方が来ておりました。私はバイオ系の代表ということで、いつもながらのバイオテクノロジーで何ができるのかというような話をするとともに、関連する学部や将来の就職先などについても高校生に分かりやすく示しました。
 さすがに同じことを2回続けてしゃべるのはきつかったですが、生徒さんはしっかりと聞いてくれたので汗をかきながらしゃべった甲斐がありました。

 午後からは大学に戻り食品科学の実習のフォローを。毎年ラットの解剖実験を行うので、その指導をしておりました。大静脈からの血液採集や、肝臓、脂肪組織についてもきれいに採ってもらいました。このような実験が好きな学生さん、どうしても無理な学生さんといつもながら分かれますが、そのあたりは仕方がないでしょう。特に食品科学系の実験では食品の機能評価で動物実験はかかせませんので、どうしてもこのような実験が必要になってきます。最近ではできるだけ動物実験を減らす方向に実験計画も考えるようになっておりますが、専門実習においてはやはりこのような動物の解剖は大切な位置づけになっています。
 朝からフル回転だったので、さすがに夜はぐったりでした。

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2010年7月14日 (水)

大雨の影響。地球がリセットされたら。

 大学の地域では、ほぼ一日にわたって大雨洪水警報が出ております。朝は、電車やバスの遅れが出て、1時間目の私の講義では遅れてきた学生さんがかなりいました。
帰宅時も非常に強い雨が降っており、運転していて怖い感じでした。明日の朝にかけて土砂崩れなどの被害が出なければいいのですが。

 午前中のバイオサイエンス入門の講義では、生命の進化、および遺伝子レベルで見た進化について話題にしました。このあたりは、学生さんのほうも分かり易い話なのか非常に興味深く聞いてくれたようです。講義の最後に「もし地球が再び誕生(リセット)したならば、これまでの進化と同じように進み、人類が誕生するだろうか? あるいは全く違った進化を遂げ、別の生物が出現するのだろうか?」という課題を出し自由に書いてもらいました。思った以上にしっかりと考えて書いてくれました。読んでいて楽しかったです。来週、学生さんに紹介しようかと思っています。かなりの学生さんは、人類が存在しているのはかなりの偶然、言い換えれば奇跡であるので、再び地球が誕生したとしても、人類とは全く異なった生命体が支配するのではという考えでした。一方で、今、人類が存在しているのは必然性があるのだという考えの学生さんもいました。この問題についてはおそらくこれまでも多くの研究者が議論していることですが、万人を説得できるような答えはないように思います。

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2010年7月12日 (月)

無敵艦隊スペインが頂点に。高大連携授業。

 朝、早めに起きたらワールドカップサッカーの決勝戦が延長に入っていました。このままPK戦になるかと思いきや最後の最後でスペインのイニエスタが決勝ゴールを。今大会のスペインはまさに華麗なサッカーで世界の頂点をとりました。無敵艦隊スペインでさえも13回目でようやくとったのですから、日本が頂点をとるのはまだまだでしょう。
同僚のP先生はスペイン人なので今日は彼にとっても最高の日だったでしょう。夕方お祝いの言葉を述べにわざわざ彼の研究室へ。とても喜んでいました。

 午後からは近くの高校で高大連携の授業を。今週から短縮授業だったということで45分間での説明となりました。大学では90分の授業をやっているので、さすがに半分の時間では、消化不良気味のしゃべりになってしまいました。しかしながら、バイオテクノロジーの内容について目を輝かせて聞いてくれた生徒さんが多かったので安心しました。今度は29日にうちの大学に来て実験をしてもらうので、そのときは更にこの分野の面白さを体感してくれることでしょう。これからその準備もしなくてはなりませんが、いい教材ができればと自分自身にも期待しております。
授業が終わってからは校長先生と歓談を。いろいろとお話できて楽しかったです。更に驚いたことにその校長先生は、現在うちの大学の実験事務室で専門実験補助のスタッフとしてがんばっていただいているF君のお父様ということでした。話がさらに弾んだことは言うまでもありません。

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2010年7月11日 (日)

参議院選挙後は大変になりそう。

  選挙の投票をするために週末は久しぶりに名古屋に。
結果のほうは、民主党が過半数を割るようで、ねじれ国会が避けられないようです。菅さんの消費税を上げる話が出てきて流れが完全に悪くなってしまったようです。この状態だと、また国会運営がうまく機能しなくなり、国民生活にとってもあまりいい状況にならないでしょう。日本経済もこのような政治の不安定な影響を受けるかもしれません。選挙後、どのような連立の枠組みあるいは方向性が合う人たちが新しいグループを作ってくのか気になるところです。いずれにせよ国民にとっていい方向を向いてもらいたいです。

 明日の高大連携の出張講義のための準備を昨日しておりました。50分でどれだけバイオテクノロジーについて伝えることができるか楽しみです。
 選挙結果もあるしワールドカップサッカーの決勝も夜中にあるので寝れなくなるのが不安です。寝不足のままの授業になってしまうかも。

 中日が久しぶりに巨人に地元で3連勝。阪神もゲーム差0.5になりこれからセリーグも面白くなります。

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2010年7月 9日 (金)

タイムマネージメントをしっかり。面接の様子。

 講義準備や来週月曜日にある高大連携授業の準備などで朝から忙しくしておりました。そろそろ期末試験の問題も作らなければならず、更には生化学実験のレポート採点もまだ大量に残っており時間がいくらあっても足りないという状況です。月末には高大連携の実験の世話もありそのテキスト作りもしなければ。いずれにしてもタイムマネージメントがかなり大切になってきます。
 
 昨日N大学院の試験を受けてきた4回生が全員来ていたので話を聞いていました。事前の面接練習でやっていた質問対策がよかったようで、予想された質問がかなり出たようです。学生さんもそこそこ対応できたようです。合格発表までは安心できませんが、受けた人全員がパスしてくれればいいのですが。1回面接経験をしておけば次に受ける時はかなり冷静に受け答えできるかと思います。学生さんの中には更に上の大学院をめざす人もいるので今回の経験を生かしてもらいたいです。

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2010年7月 7日 (水)

面接練習

 午前中は2つの講義と午後からは全学の会議があり夕方まで忙しくしておりました。今日の講義は1回生に光合成や植物バイテク関連の基本的な話を。自分の専門ではないですが高校の内容に少しプラスした内容だったらなんとかなります。資料を作る際には自分が新たに学ぶこともあり、今回の場合はあらためて植物の賢さに脱帽です。植物研究もやりたくなりました。
 夕方から夜にかけては立て続けに学生さんが部屋に。1回生のある学生さんは昨日のバイオサイエンス概論の質問をしにきました。非常に熱心な学生さんでした。
最近よく来る3回生の学生さんは今やっている食品実習のことをなぜか私のほうに聞きにきます。タンパク質関連のことなので期待されているのでしょう。
あとは、明日、N大学院の面接を控えている研究室の学生さんの面接練習をしておりました。いよいよ明日が最初の関門なのでなんとか自分の全てを出し切ってもらいたいです。昨年は幸先が良かっただけに、今年もその流れにのってもらいたいです。今日は七夕なので思わず彼等の合格を祈りました。
他の研究室の学生さんにも面接練習を見てくださいと頼まれました。昨日も2人来ていたので良い練習場所に指定されたのでしょう。少し厳しい見方で学生さんに質問しておりました。今回の練習の成果がでればいいのですが。いずれにしても受験する全員がいい結果をだしてもらえれば最高なのですが。

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2010年7月 6日 (火)

バイオサイエンス概論は好評価

 今日の3時間目は1回生のオムニバス形式の講義であるバイオサイエンス概論がありました。バイオサイエンス学科の13人の教員が1回ずつ行うもので今日が私の担当日でした。例年ですと5回目あたりなので5月ぐらいに行うのですが、今年はその期間に3回生の実習があったので順番が入れ替わり、最後のほうになってしまいました。また、今年からは1回生が新カリキュラムになったため、これまでバイオサイエンス学科とバイオ環境デザイン学科の両学科に対して行っていたものが、バイオサイエンス学科だけになり、講義名もバイオ環境概論からバイオサイエンス概論に名称変更しました。バイオ環境デザイン学科の学生さんにも聞いてもらいたい内容だけに少し残念ですが、新カリキュラムでは学科の独自性が優先されたので仕方がないかもしれません。いずれにせよバイオサイエンス学科の学生さんに対しては、我々の学科で行っている幅広い分野の話を理解してもらうという主旨には変わりありません。
 今回も例年通り遺伝子やタンパク質関連の最新の研究について、更に今年から新たに入れたホットな話題についてもじっくりと話しました。昼からの講義ということで事前情報として寝てしまう学生さんが多いようだということでしたが、今回の私の講義では目をパッチリと開けて聞いていた学生さんが多かったです。実際に、講義の感想文を書いてもらったところ、これまでは寝てしまった講義があったのだけれど今日の講義は面白くて90分があっという間でしたというコメントが多かったです。かなりやる気のある学生さんもおり、今回聞いた内容について自分でも新たに調べたくなったという前向きなコメントもありました。更にうれしことに卒業研究では先生の研究室に是非行きたいと思いますと現段階で書いてくれた学生さんもおり、思った以上に受けがよかったので少し上機嫌です。
 この講義は我々の大学と他の3大学で行っている環境教育プロジェクトの指定講義にもなっており、講義内容も各大学に同時配信されていました。他の大学の学生さんもどのように感じたか楽しみです。
 明日は朝からバイオサイエンス入門があり1回生対象の講義が続きます。これだけ1回生との接点が多いと次第に学生さんの名前と顔も一致できるようになっていくでしょう。とにかく早く120人以上の学生さんの顔と名前を覚えなければ。

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2010年7月 4日 (日)

鹿児島、福岡出張

 週末は、春学期教育・就職相談会があり鹿児島、福岡に出張しておりました。先週末は本学でありましたが、本学以外に地方でも開催するということで今週末は鹿児島、福岡で、来週末は東京、静岡のようです。担任をしている2回生の学生さんのご両親が鹿児島会場に来られるということで今回は私が学部代表教員として参加しました。昨日、今日と計4組の学部学生のご両親とお会いしました。学生さんの日頃の様子や今後の進路についてご両親に満足頂くように説明しました。いずれのご両親も非常に熱心に耳を傾けていただいたので良かったです。特に地方から学生さんを下宿させている親御さんにとっては、実際にどんな風に大学生活を送っているかは大変気にかかるところです。そういう意味でもこのような地方会場で教員が出向いて直にお話をさせていただくことは非常に意味あることです。今回、直接それぞれの学生さんのご両親にお会いできて本当に良かったと思いました。あるご両親はこのブログのこともご存知だったようで、何か初めてお会いしたと思えないと言っていただき、こちらも妙に親しみが湧いてしまいました。
 日頃お話する機会がない学長先生やキャリアサポートセンター長の先生方、あるいは父母の会の役員の方々とも会場で交流を持てたのも私にとっては良かったです。

 鹿児島に行くのは初めてだったので、誰か知り合いがいないかをチェックしたところ、高校の同級生K君が鹿児島大学に勤務していたことを思い出し連絡をとりました。金曜日の夜に会えるということだったので、彼の研究室に夕方伺い、その後一緒に食事しました。K君とは7年前に同窓会で会って以来で、その時は子供さんがいませんでしたが、その後おめでたで今回は5歳のとてもかわいい娘さんと奥さんにも初めて会うことができました。本当に幸せそうでした。家族のこと以外にも、大学の教育、研究のことなど同業者として分かち合えることをたくさん話すことができ有意義でした。次回は、ゆっくりと滞在してくれとのことでしたので、機会があれば今度はゆっくりと鹿児島を堪能したいと思っております。電磁物理学、情報工学などの専門で、最近では生物の免疫反応にも物理学的視点で解明を試みているようなので、今後何か一緒にできそうな接点でも見出せればと思っています。
 福岡では、以前勤めていた大学で一緒だったH先生が母校に移られたということだったので、連絡をとり昨日の夜一緒にお食事させていただきました。私立大学に勤めているということで共感できる話も多く、これまた有意義な時間を過ごさせていただきました。今度は年末に神戸で行われる学会で再会しましょうということで楽しみです。
 春学期に入って講義や実習などでバタバタした毎日を送っておりましたが、久しぶりに業務とはいえ、外に出れたということで少し気分もリフレッシュできました。
春学期も残り1ヶ月となりました。今回の出張でいろんな力をもらったので、これを機に、更に気合を入れて日々がんばっていかなければなりません。

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