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2010年10月 4日 (月)

卒業生来訪。ノーベル賞週間。

 午前中は、科学英語IVの講義。テキストをひたすら英訳させていました。薬剤耐性菌のお話ということで、つい最近も日本で薬剤耐性菌の問題があったので学生さんも興味を持てる内容でしょう。
 午後の実習が始まる前に研究室にいると、卒業生のFさんとTさんが顔を見せに。彼女等はうちの研究室出身ではありませんが、それなりによく話していたので挨拶に来てくれました。Fさんは食品会社に就職して、来週からは商品企画のほうに配属されるようです。Tさんは、東京に出て自分の夢を実現すべくがんばっているようです。そのうち有名になったらサインでももらわなければ。2人とも自分がやりたいことをしているので生き生きとしておりました。こうやって卒業後も大学に来て元気な姿を見せてくれるのはうれしいことです。

 今週はノーベル賞の発表週間です。今日はノーベル医学生理学賞の発表ということで、事前予想だとiPS細胞の山中先生も候補に挙がっていましたが、残念ながら今年は受賞できませんでした。やはりまだ発見されてまもないということもあるのでしょう。いずれにせよ近いうちに受賞するのは間違いないでしょう。今年は、体外受精技術の開発を行ったロバート・エドワーズ博士が受賞されたということで、かなり臨床に近い技術が対象になりました。1978年に初めて試験管ベビーが誕生して以来、確かにこの技術により不妊治療の重要性が高まりました。一方で、試験管レベルで生命の操作ができるという倫理的な問題も起きましたが、画期的な技術というのはいつもそういう問題に直面します。この技術により一度は子供を諦めていた人たちが子供を持てるようになったということでは、まさにノーベル賞に値するものです。

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コメント

松原先生 今晩は。

これからの時代、やっぱり英語は大切ですよね。それも“読む”英語だけでは無くて、使える&話せる”英語。
しかし、英語と言っても、『専門語』はまた別ですから、お勉強は難しいですねぇ。
さらに言えば、これからは英語だけではなくて、中国語、や他の国の“言葉”が出来なければならない時代になるような気がします。
国際情勢は米国の覇権が緩んで、多極化の時代に入っていますものね。
もうオジサンのわたしには無理ですけど、これからの若い人材の方には“マルチリンガル”な才能が欲しいですね。

薬剤耐性菌って怖いですね。最近、『国内初の渡航歴の無い方から、肺炎菌の耐性菌』が発見されたとか、潜在的にはかなりの耐性菌保持者がいらっしゃるのではないか、とか書かれていましたけど、こういう“耐性菌”ってこれからふえるのでしょうか?
昔から抗生物質の使いすぎによる耐性菌とか、この間はタミフル耐性を持ったインフルエンザ・ウイルスとかありましたけど、『薬が(特に特効薬)効かない細菌やウイルス』って、本当に恐ろしいです。
今回の肺炎菌の場合は“薬が効かなくなる酵素”を出すとか………どんな酵素がどういう機構で薬を無効にするのしょうか?
兎に角、遺伝子レベルでその機構を明らかにするとかして“効く薬”を作って欲しいです。

ノーベル賞は『iPS細胞の山中先生が最有力』みたいな報道があったので、少し(かなり?)残念な気がしますけど、確かに松原先生が仰るように、数年後には獲られると思いますから、それを楽しみにしたいです。
確かに、ロバート・エドワーズ博士の“体外受精技術”は『実用段階』ですけど、“iPS細胞”はようやく“プロトタイプ”が発現できるようになってきた段階ですから、仕方がないのかも知れませんね。
ただ、日本は、このあたりの“アピール”が下手であることは確かですよね。

投稿: Kouryuu | 2010年10月 6日 (水) 00時18分

Kouryuuさん

専門英語を読むほうは、学生さんも勉強すればするほど力をつけることができますが、実際に話したりする英語については別の訓練が必要になります。日本人にとって英語学習は本当に大きな壁ですよね。
マルチリンガルになりたいものです。世の中には言葉の習得が得意な人がいますが、私もそうなりたいものですが、今のところそういう才能はないです。

今日(6日)は、ノーベル化学賞が日本人に与えられました。化学分野ののほうが層が厚いようです。

投稿: Mamoru Matsubara | 2010年10月 7日 (木) 01時22分

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