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2010年10月27日 (水)

細胞内シグナルの説明。新聞記事紹介。

 午前中は講義、午後は会議などで夕方まで忙しくしておりました。
1時間目の細胞生物学の講義は今日が6回目で、内容は自分の専門の細胞内シグナル伝達でした。いつもより学生さんに理解してもらいたい気持ちが働き、少し気合を入れて話しておりました。アニメーションファイルなどもいれながら、細胞内シグナルの複雑な仕組みをできるだけ分かりやすく説明したので、講義後に提出してもらった感想には面白かったと書いてくれた人が多かったです。細胞内シグナル伝達は、いわば分子の伝言ゲームなわけで、細胞外の情報(伝言)が、細胞の中、ひいては核内までどのような分子が(誰が)、どのように情報(伝言)を伝えていくかということです。その伝言の方法にはいろいろとありますが、今日はその代表的な仕組みについて話しました。ドラマ仕立てで細胞内シグナルの仕組みを話したのも良かったようです。
 2時間目は、フレッシュマンセミナーで、そこでは新聞記事の紹介をしてもらいました。この1週間で興味のあった新聞記事について5分程度でプレゼンしてもらいました。記事内容の要約やなぜその記事を選んだか、記事に対しての意見などです。今回が2回目ということもあり学生さんのスキルも上がってきたようです。選んだ記事も多岐に渡り、COP10がらみの生物多様性の問題や中国の問題、ノーベル賞の話題など議論するのにいい内容でした。それぞれの記事に対して学生さんらの意見も聞くことができて面白かったです。
 今後は、自分の興味あることをテーマにして調べてもらいます。最終的には発表会をする予定です。どこまで成長できるか楽しみです。

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コメント

松原先生へ
私事ですが、昨日、二回(実質三回?)の『推敲』をし、早速、某文芸誌に応募送付いたしました^^
「やれやれ」って感じで、今はホッとしております。

先生の方は講義で(も、いつもどおり)頑張っておられるようですね。
「やれやれ」とか言ってるヒマは無さそうですね。
先生のように『解り易い講義にするために、様々な「工夫」を凝らして』下さるような先生がいらっしゃれば、本当に学生さんは『恵まれて』いますね。
うちのチビは、今、色々と悩んでいるようで、その中の一つが、
「授業が解らない」
ってトコにもあるようです。
国立なのですけど、某先生の授業などは、生徒さん全員(近く)が「解らない!!」ブーイングしたらしいですけど、その先生は、生徒の方を振り向くと、
「解れ!!」
と、のたまわれたそうです。『何故、自分の授業をほぼ全員の学生が「解らない!」とブーイングしているのかを受け止めて、『何処が解らないのか?』『何故解(りづらい)らないのか?』と、御自分の『教え方』を考え直してみていただきたいです。

わたしは昔、社内で研修講師を何度かさせて頂きましたケド、基本、皆さんの貴重な時間を、無駄にすると、その損失は人数×講義時間ですから、そのようなそのような損失を与えてはいけないと思って、かなりの時間を使って講義準備していましたけどね~
プロの先生がコレではと言うか、国立の場合、先生も国家公務員ですから、身分保障されているので、中にはコウ言う先生も出てくるのでしょうかね。
市立の先生方はそんな先生はいらっしゃらなかったですけどね。

わたしは、大学の研究で『神経細胞の伝達』も研究の中の一つだったのですけど(例のホジキン―ハクスリー方程式とかイオンチャンネルです)、シナプス部分で『神経伝達物質』が出て、繋がっている次の神経細胞に『情報』が伝播する事は知っていましたけど、細胞内だけでも、色々な『分子による情報伝達』がされているのですね。
人間の細胞の中には、一説で、大昔にミトコンドリアを始めとする複数の「細胞本体以外の生物」であったとされる小器官がありますよね。その中でも、ミトコンドリアは『パラサイト・イヴ』(瀬名秀明氏のデビユー作)で、有名になりましたけど。
ミトコンドリアによって、細胞はより効率の良い「酸素呼吸」を手に入れた。でも、その代償として『殆どの病気の原因』とまで悪役にされている活性酸素を作ってしまう。
でも、実は、悪者『活性酸素』も、免疫系では『利用』されている。こんな仕組みが、わたしたちの60兆個という細胞の中で、複雑に働いている。本当に『生命の神秘』ですね。
その『神秘』を一つ一つ解き明かしているが先生を始めとする学者さん(という人間)。

フレッシュマンセミナーも面白そうですね。
先生が以前にも仰っていた『表現力』『文章力』等のアップのための講義ですね。サイエンスの分野だけではなく、社会の幅広い問題に関して、学生さんたちが、自分で記事(テーマ)を選択し、自分で調べ、考えて、それを表現する。そしてそれで『能動的』に議論する。
面白いですね。わたしも参加させて頂きたいくらいです^^

投稿: Kouryuu | 2010年10月28日 (木) 02時22分

Kouryuuさん

小説のほう文芸賞をとられたら教えてくださいね。本買いますので。でも、投稿できるだけの才能があってうらやましいです。

講義も最近では教員の評価対象になり、学生からも授業アンケートをとられるので大変です。我々が受けた講義は、なんでもありでしたから。逆に学生が分からないのが崇高な講義という感じもありましたし。今はそういうのは受けいられないと思いますが。

神経の情報伝達をやられていたんですか。イオンチャネルも構造レベルでどのようにそれぞれのイオンを選択的に通過させるのか少しずつ分かってきています。でも、まだまだ神経シグナルは未知の部分が多いですね。

学生さんに議論させるのも難しい部分はありますが、まずは社会のいろんな事に興味を持ってもらえればと考えています。

投稿: Mamoru Matsubara | 2010年10月30日 (土) 00時14分

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