純米酒「大槻並(おおつくなみ)」
丹山酒造と我々の学部が協力してつくった純米酒「大槻並(おおつくなみ)」の販売が今日のお昼に教職員にむけてありました。亀岡市西別院大槻並の限界集落の休耕田で、バイオ環境学部学生が減農薬栽培した酒米を原料にして、大学ブランド純米酒「大槻並(おおつくなみ)」の仕込みが地元の蔵元である丹山酒造で行われ、今日が販売日となりました。これから順次いろんなところで販売されるようです。早速、私も2種類のお酒2本ずつ合計4本買いました。ラベルのデザインは学生さんがアイデアを出したものでなかなかのものです。販売所でも酒造りに関わった学部の学生さんがお手伝いしていました。このような取り組みはいろんな大学でもやっているようですが、我々の大学でも地元の伝統ある酒蔵と一緒にブランド化するのは良いことだと思います。
夜は、2期生のフレッシュマンゼミの学生さん等と懇親会をしました。久しぶりに7人のメンバーが集まっていろんな話ができよかったです。彼等も卒論発表会が終わりあと卒業まで1ヶ月となりました。残りの学生生活を悔いのないようがんばってもらいたいです。
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コメント
松原先生へ
面白いですね!
大学と酒蔵さんがコラボして「お酒作り」
「味見しても良いのは3回生以上」ですね^^
でも、ちょっと心配なのは、
「バイオ系の大学学部が関係していると言うことは、遺伝子組み換えされた麹を使ってるのかな~」
って、(わたしも、そう言う受け止め方をしてしまいそうです)事ですね。やっぱり、「遺伝子組み換え食品」には、まだまだ「抵抗感」がありますから。
で、そうでは無くて、「自然を科学して、減農薬した」のであれば、それがこの商品のセールス・ポイントになるので、そこを強くアピールして欲しいです。
「減農薬栽培の、安全な酒米を使った日本酒」
なら、皆、大歓迎でしょうから。
多分、もう「そういう宣伝を打っているよ」
っていわれてしまいそうですけど。
わたしも、そんな「お酒」なら是非とも買わせて頂きたいと思います^^
しかし、最近、色んな分野で「大学とのコラボ」をする企業や役所が増えていますが、良い傾向だと思っています。
これって「自由貿易」の関係に似ているような気がします(出ちゃいましたorz)。
大学には『知識』と言う「比較優位性」があるし、企業には『現場』という「比較優位性」がある。だから、この『取り引き』は両者が「win-win」の関係になることが出来る。
企業側から言えば、自社を生存・発展させるためには、他社にはない『独自技術』が「喉から手が出る程、欲しい」はずです。
そして、大学は『独自技術開発のタネの宝庫』。
中小企業は技術開発資金が不足。大企業は技術開発資金はありますけど「目先の商品開発」の方に重点が置かれる。
更に酷いのは、実は『お役所』だと思います。ただ、お役所は『お役所の掟』があって、まず「答えありき」の世界ですね。で、その『理屈付け』に「御用学者」(幾ら貰ってるのでしょうかね?)を使う。
でも、もうそろそろ「多様な意見」を入れて「本当の論議」をするべきですね。『本当の議論』をしないから、何時までも同じところをグルグル回っているだけのような気がします。
ただ、それでも、まだ問題があって「本当の議論」が出来たとしても、その「ジャッジ」は(相変わらず、答えありきの『知識無し』の)お役人と言うのでは、何も変わりません(と言うか、むしろ「正当な議論を経て」なんて悪用されかねません)からね。
また、いつの間にか、話がズレて行ってしまいました(汗)。
投稿: Kouryuu | 2011年2月17日 (木) 02時41分
Kouryuuさん
「バイオ系の大学学部が関係していると言うことは、遺伝子組み換えされた麹を使ってるのかな~」というイメージって一般の人からすると持ちやすいのでしょうか。今回のはもちろん全く関係ないすよ。
日本では、遺伝子組換え作物にかなり敏感になっていますよね。実際に食している大豆なんかかなり遺伝子組み換えのものが入っていたりするのにもかかわらず。そのあたりで咲いている菜の花も遺伝子組み換え体のものはかなりありますよね。
地方の企業などは他と何か差別化するようなものがないと売れない時代ですよね。そのあたりどのような戦略で自社製品をアピールするかのか。産学連携がいいのか、企業同士でのタイアップがいいのか、そのあたりは経営者がどのように判断するかですね。
投稿: Mamoru Matsubara | 2011年2月17日 (木) 22時31分