喉の痛み。風評被害と買占め
週末寝冷えをしたのか今日は一日喉が痛かったです。明後日からは学生さんとの面談などがあるので体調を整えなければ。車の一年点検があったので、車を取りに行くために早めに帰ったので、少しゆっくりできました。
原発近くで生産されたほうれん草などの野菜が放射線物質に汚染されていたということで、茨城県など4県で出荷が停止になりました。その影響もあり、関係しない県のほうれん草までもが風評被害で売れていないようです。この風評被害というものがどうしてもこういう状況下で起こってしまいます。冷静に考えれば問題ないというのが分かるのですが、どうしても科学的というよりは先入観で行動してしまいます。このような行動をすることによってほうれん草農家の首を絞めてしまうということを考えなければなりません。それこそ農家にとっては死活問題になってしまいます。
一方で、乾電池やお米、水、トイレットペーパー、缶詰などは買いあさってしまい、どのお店にもほとんど無いです。実際に昨日、名古屋のスーパーではびっくりするほど無かったです。国民一人一人がもっと冷静になったほうがいいのかと思うのですが、あのような地震が起きた後ではそんなに冷静にはいられないというのが人間の心理なのでしょうか。
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コメント
最近、日替わりで暖かかったり冷え込んだりしてますから、先生、体調には充分注意して下さいね。
日々、雑用も多いですよね。もう少し「スロー・ライフ」で、肩の力を抜いて生きる方が人間幸せな気がしますけどね。でも『研究者』にとっては、一日一日と言うか一瞬一瞬が貴重ですよね。
「風評被害」ですけど、これは避けられませんよね(;´@へ@`)アゥ…
わたしたち日本人も、あのチェルノブイリの時、「ソ連、やヨーロッパの農産物やワイン等々」も気になって、出来るだけ買わないようにしましたよね=(;゚;Д;゚;;)⇒グサッ!!
やっぱり「放射性物質汚染は怖い」って思いますから。体内被曝状態になったら…なんて考えてしまいます。本当は、知らないうちに摂取してたりするのでしょうけどね。
それに、バン・アレン帯が弱くなったり、太陽活動が活発な時って、本当はかなりの放射線が地上に降り注いでいるのでしょうけどね。
兎に角、公的機関が、「汚染されているのかいないのか」「汚染されていたとしてどれ位なのか(食べても大丈夫なレベルなのか)」を数字で明示して、
「もしも、食べて、少しでも健康被害が出たら最後まで政府が保障します」
位の「メッセージ」が欲しいですね(まあ、そうなると、政府も責任を持って安全確認せざるをえないでしょうね)。
でも『乾電池やお米、水、トイレットペーパー、缶詰』だって汚染されてる可能性ありますよね。
水道が出る地域だと、水源が汚染されると、単にPACを放り込んで、あとは砂ろ過して塩素滅菌するだけですからね。例え飲まなくても、顔洗ったり、歯を磨いたりするだけで汚染されますよね。
しかし、これでも日本人は世界から見ると「非常に(異常に?)冷静」のようですよ。
外国だったらパニック&暴動のようです。
うちの身内がシアトルにいるのですけど、そこのアメリカ人、結構パニクってるそうです。
買占めしたり、なんかガイガーカウンターがメチャ売れたりしてるとか…そこでそんななら、日本人はどうすりゃいいの!?とか思っちゃいました( ゚ ω ゚ ) ! !
投稿: Kouryuu | 2011年3月23日 (水) 19時32分
Kouryuuさん
いろんなことのリスクを考えるときりがないですよね。そういうときこそやはり科学的に納得できるように正確なデータを出してもらいたいし、そのデータに基づいて議論する必要があるでしょうね。放射線にしても、この程度の量だから、もし体内でDNAが損傷してもすぐに修復できるので問題ないとか。一方で、連続した時間浴びれば、DNA修復酵素が十分に機能を果たせなくなってDNAが損傷してしまうから危ないとかというような議論までしてもらうと我々としては納得するのですが。ただ、これ自体人によってあるいは子供や大人によって感受性が違うので、そういう細かなリスクデーターというのは存在しないかとは思います。ですのでどこかではあいまいさが残ってしまうので、リスクのある限り、最悪の状況を考えて行動してしまうというのも分かります。
投稿: Mamoru Matsubara | 2011年3月23日 (水) 23時17分