生化学実習も大詰め。イタリア国民投票結果。

  生化学実習は最後の課題である酵素反応実験になり昨日、今日と順調にいっています。あと実験自体は木曜日だけになりようやく気分的に楽になります。学生さんのほうはレポート提出や課題発表会の準備などが続きかなりきついようですがもうひと踏ん張りです。週末にアルバイトをしている学生さんはバイトが終わってから徹夜でレポートを書いたりしているようで本当にがんばってます。努力していてどうしても提出日に間に合いませんでしたと真剣な目で言ってくる学生さんに対しては多少大目に見ています。悪気があって遅くなっているわけでなくがんばった結果どうしても出来なかったのですから。実習に対して真摯に取り組ことが重要です。

　イタリアの国民投票の結果、原発の建設は永久に廃止になるようです。ドイツも政府が原発廃止を決めたばかりで、フランス以外のヨーロッパ各国では福島の原発事故を受けて原発は廃止の方向性が高まってきました。これに対して日本はどのような方向になるのでしょうか。今日も原発の事故が原因で酪農を廃業せざるを得なかった方が自殺したというニュースがありました。原発事故が無かったらその人が死ぬことも無かったわけですから原発事故が殺したといってもいいわけです。原発の放射能という直接的な被害ではなく、原発事故で仕事を辞めなければならなくなった、あるいは自分の家に住むことができなくなった、家族がばらばらになったというような二次的な被害によって人々が苦しんでいます。これこそが政治が解決しなければならない問題なのですが。