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2014年12月26日 (金)

STAP細胞に振り回された1年

STAP細胞研究論文に関する調査委員会の報告会見が本日あり、その後理研からの記者会見もあった。
今年の1月末にSTAP細胞のNatureへの衝撃的な発表があり、その後の論文捏造問題や関係者の自殺、STAP細胞検証実験など、この1年は本当にこの細胞に振り回された1年であった。
そして今日の発表ではSTAP細胞は存在せず、これはES細胞の混入であったこと。しかし混入させた人物は特定できないというものであった。
このSTAP細胞に関わった張本人である小保方さんは結局は登場せずに真相は闇のままであるが、彼女が行ったことはやはり責められるべきであるし、それを組織として一時的にせよサポートした理研の責任は非常に重いと感じる。
STAP細胞の検証実験にはなんと1400万円もつぎ込んだというから呆れてしまう。これは理研だからできることで、通常の研究室ではそんな大金を集めて研究を行うだけでも相当な労力がいる。次世代シークエンサーでの解析ですら普通の研究室ではそんなに簡単にはできない。
調査委員会の委員長の桂先生が記者会見の最後のほうで話していたことがとても印象にのこった。
「生命科学の研究室では巨額の競争的資金を取らなければ研究自体を維持できなくなっている。そしてそのことばかりに夢中になってしまい研究に関しての基本的なことを忘れてしまっている。本来、研究とは生命現象を解き明かす喜びがあるはずであるし、研究者はその研究成果には社会的な責任が問われるということを肝に銘じなければならない。」と。
まさにそのとおりであると思う。
そういう意味では、今回のSTAP細胞研究ではこのことが完全になおざりにされてしまったのだと思う。

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