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2017年2月17日 (金)

2016年度卒論発表会終了

 先週の金曜日から続いていた2016年度の卒論発表会も昨日で終了。バイオサイエンス学科の約90人の学生のうち、会議で聴けなかった数人を除いては全部聴くことができた。1期生から全員の発表を聴いていただけに、連続記録は途絶えてしまったのは残念である。
 我が分子生物学研究室は、13日に19名がとても良い発表をしてくれた。特にこちらが指導した13名の発表はかなり質の高いものであった。例年に比べて今年は2回生、3回生の聴衆も多く、彼らにこれらの発表について聞いたところ分かりやすく先輩の凄さを感じたと言っていた。また研究内容も良く、分子生物学研究室に分属を希望したいとお世辞でも言ってくれたのは有難い。学生さんの中には5研究室の発表を聴いた者もいたが、やはりうちの研究室が一番だと言ってくれた。こちらとしてはこの1年間、しっかりと指導してきた成果だと言える。
在学生にとっては先輩の輝いている発表を見ることによって、あのようになりたいという目標もできるし、頑張れば自分もレベル高い研究がここでできるという自信にもつながる。この大学に来て良かったという想いにもなるのは非常に重要なことである。そういうサイクルになっていくことで学部の価値も上がってくるのだと自分自身は思っている。

一方で、ある研究室の発表では、事前にリハーサルもしないでいきなり訳の分からないスライドで発表しているケースもあり非常に残念であった。やはりもう少し本人ももちろんであるが、教員がしっかりとしなければならないのであろう。大学として学生の質保証しなければ、大学としての存在する価値が無くなってしまう。卒論発表は集大成であるわけなので手を抜いてはいけないと思う。そのあたりは教員間での質保証における一定レベル以上の指導の共有化が必要であろう。

 3月11日までの卒業式まで既に1ヶ月を切ってしまったが、4回生には最後まで自分としてベストを尽くしてもらいたい。

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