2008年9月16日 (火)

リーマンやら事故米やら

 この2日は歩き疲れましたが、今のところ筋肉痛はないようです。明日以降でるとまずいですが。

 昨日のリーマンブラザーズの経営破綻の影響で世界同時株安になっています。約60兆の負債ということで、2,3年前は全くそのような気配がなかった大企業があっけなく潰れてしまう世の中はほんと恐ろしいです。逆に言えば、健全な会社運営をしていないということでしょうか。サブプライムローンというものは、日本のバブルのことを考えればあり得ないお金の貸し方だと思うのです。こういうことが行われて、挙句の果てにはこのような顛末ということなのでしょう。こういう金融の世界は本当に分からない世界です。それでもお金が余ってしようがない投資家もいることを思うと更に嫌な気分です。

 日本では、相変わらず事故米の問題があり、今日は流通した370社の企業リストも出ていました。和菓子やさんや酒造家さんも多くほんとうにいい迷惑でしょう。名古屋では熱田神宮で売っている「きよめ餅」なんかも被害を受けていました。
 そういえばこの間先輩家族と行った店でも焼酎の薩摩宝山などが飲めなかったり、その影響で全体的に切らしている銘柄が多く、注文したものがことごとくありません状態でした。食の問題もこんなにいろんなことがあると何にも信用できなくなります。
 一方で農水省の対応も今ひとつですし。いったい日本政府のリスク管理はどうなっているのか。

 大学は、秋学期の履修登録がはじまり学生で賑ってきました。3回生は、来年の春に向けての就職活動も控えていて、エントリーシートの書き方なども含めて指導しなければならないようです。自分でもやったことがないことを果たして指導できるのか。このあたり企業の方知っていましたら教えてくださいと言いたいです。

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2008年4月 7日 (月)

実習打ち合わせ。人権と聖火

 昨日は、いい天気でしたが、今日は一転して大雨です。満開の桜も悲しげです。
 今日は、今週始まる実習の最終打ち合わせをしました。約100人学生を実験事務室のスタッフを含めた5人で見るので、細かいところの確認を。今回、とにかく初めての実習なのでやってみないと分からないことも多いと思いますが、この1ヶ月は覚悟しております。
 自分の体がもつかどうか心配ですが。「気合だ、気合だ」でがんばるしかないですね。

 夜は、明日の新入生研究室訪問のポスター作りも。今まで貼っていたものから、少し新入生にも分かりやすいものに更新しました。2時間で100人以上に説明しないといけないので大変ですが、とにかく興味をもってもらうようがんばります。

 オリンピックの聖火も大変なことになっているようです。今日はフランス、昨日はイギリスだったようですが、さすが人権意識の高いヨーロッパだけあって、かなりの抗議運動があるようですね。今回のチベット問題は中国にとってかなり痛手でしょう。オリンピックがまたもや政治問題になってしまっていますが、中国の人権に対する態度もなんとかしなければ。このままではせっかくの北京オリンピックが台無しです。

 テニスの伊達さんが11年ぶりに復帰だとか。37歳でもう1回やってみるとのことですからすごいの一言。案外、いいところまでいくのでは。というか、これで上位ランキングにいったら、今の日本の女子プレーヤーは立場ないですよね。

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2008年2月26日 (火)

ドイツのガソリン税政策

 昨日は名古屋から大学に出勤。途中JRで嵐山からトンネルを抜けると銀世界でした。どうも日曜日はかなり雪が降ったようです。道路のほうは、問題なかったので、一旦、マンションに戻り車に乗り換えて大学に行きました。
 大学のほうでは、相変わらずの実習テキスト作りです。まだまだ時間がかかりそうです。

 夜、久しぶりに報道ステーションを見ていたら、ドイツのガソリン税のことがやっておりました。ドイツでは1リットル225円近くもするのですね。その6割がガソリン税で、その一部は環境税のようです。日本のようにそれは道路特定財源にならず、一般財源になっているようです。そしてその9割は年金に使われています。そのため、保険料も少し安くなったようで、その結果企業の15万人の雇用にも役立ったようです。少し前までは、日本と同じように年金財源はかなり厳しかったようですので、このような政策で少しづつ年金問題はよくなっているようです。日本とは大違いですね。
 また、道路政策においても、ある中核都市では、道路を作らないで、電車などの交通ネットワークを発達させました。市の都市計画担当が道路を作るシュミレーションを行ったところ、慢性的な渋滞でとんでもないことになることが示されたからだといいます。カーシェアリングという制度も進んでいるようで、車の使用率は減っているようです。その結果としてCO2の削減にもなっています。同じ少子化で高齢化社会になっている日本と比較しても、こういったガソリン税に対する政策の違いによって、明らかに国の行く末が違ってきています。今後日本のガソリン税はどうなるのでしょう。道路が欲しいという自治体も多いわけで、このままだと道路特定財源はなくならないのでしょうか。もちろんドイツでも道が欲しい言っている人もいるようです。道路特定財源がほとんどない中で、ある川では未だに橋もできないようです。そのあたりは、政治家が国民のために何を優先にして政策を決めていくかなのでしょう。

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2008年1月30日 (水)

ハンドボール残念、中国冷凍餃子

 先ほど、学部の新年会(新年会というのには遅すぎますが)から帰ってきました。約3時間の宴会で楽しかったです。日頃あまり話さない先生ともじっくり話すことができ、自分としては有意義でした。
 帰宅後、気になっていた日韓のハンドボールオリンピック予選の結果は、負けということで、残念です。あれだけ盛り上がったていたので、ここで勝っていたら、更にハンドボール人気も上昇したでしょうが、韓国の壁は高かったです。まだ、最終予選があるようなので、そこで決めてくれればと思います。ハンドボールは、高校の時に体育の授業でやったことがありますが、かなり展開の速いスポーツですし、戦術も多様で面白かった記憶があります。ただ、手が小さかった私は、ワンハンドで掴むのに一苦労しましたが。

 中国で作られた冷凍餃子で下痢や嘔吐をした人が出ているようです。有機リン系殺虫剤のメタミドホスというものが残留していたとか。またもや中国かという感じです。コンビニ弁当にしろ、スーパで売っている野菜にしろ、かなり中国産の比率が高まっているので、このような事故があると少し不安になってしまいます。まだ、日本に送られてきているものは、厳しいチェックがあるわけですが、中国の人が食べているものは、本当に大丈夫なのでしょうか。情報が伝わらないので、そのあたり心配です。

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2007年11月28日 (水)

いろいろな事件、論文など

   香川の行方不明事件はようやく容疑者が捕まりましたが、幼い2人の子は事件に巻き込まれてしまいました。何か大人の問題なのに幼い子までこのような状況になるのは本当に許せません。
 守屋前防衛次官も逮捕されました。なんと奥さんのほうも逮捕されたいうことで、このような収賄事件の根深さがあるようです。防衛省のこの問題が政治家まで及ぶのか、どこまで検察がやれるかだと思います。
 あと、マクドナルドや、横浜の崎陽軒なども賞味期限や食品表示の問題があったりと食の問題もどんどん出てきます。こうなるとどこまで自分たちが食べているものを信じていいのか分からなくなってきます。今後もまたいろんなところで出てきそうです。

 今日中に来週の講義までの準備を終わらせました。12月半ばにはほぼ1週間学会出張があるのでやれるときにやらなければ。午後は大事な会議がありほぼ夕方まで、疲れました。
 昨日はいいニュースが。共同研究先の論文がアクセプトされたということで一安心です。こちらが協力してデーターをとれたものが結果になるのはうれしい限りです。あとは、自分のもがんばって論文にしなければと思っておりますが、なかなか時間がとれません。今年ももう1ヶ月で終わってしまうというのに。

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2007年9月13日 (木)

世代逆戻り。新司法試験

   今日は1回生の春学期の成績発表がありました。4人の学生さんが成績を見せに来ました。かなり成績を心配した学生もいたのですが、結果的には皆さん不可になっているものがなく非常にがんばりました。秋学期もこのペースで勉強してほしいです。

 ポスト安倍は、昨日の麻生さんの流れから福田さんのほうに流れが移ったようです。それにしても相変わらずの自民党の派閥政治が行われおります。結局は安定感のある福田さんということになると、年齢は71歳ということで、それこそ世代が逆戻りしたという感じになります。大学で言えばもう完全な定年ですよね。政治家はほんと長くできる職業です。

 新司法試験の発表があったようです。法化大学院になり、今回は法学未修者を対象とした3年コース修了者も入った試験だったようです。結果的にはやはり3年コースの人たちの合格率は32%くらいで2年コース修了者が46%と比べても今ひとつといったところでしょうか。当初は、7.8割を合格させるということだったですが、なかなかそういうわけにはいかないです。今後、新司法試験で合格した人たちがどの程度の法律の専門家としての力をもっているのか気がかりです。

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2007年9月12日 (水)

美しい国はできず

 なんとも後味の悪い辞め方をなさったものです。安倍さんも今年中はもたないとは思いましたが、なんと国会で所信表明をした後に辞めたということでかなり批判が高まっています。日本のトップの人がこのような辞め方をしてしまうと、ほんと教育的にもよくないです。大事な仕事をしていて急に辞めてしまってもいいのかと子供たちは理解してしまうのでは。通常はどんな仕事であれ急に辞めることは許されないですよね。それが日本のトップの首相という職で許されるのですから。美しい国は何だったのだろうと思います。この後の政治はどうなっていくのでしょうか。というかこれでまた内閣が変わるとなると、1ヶ月も働かない大臣なんて全く省庁にとっては意味がないです。

 今日は、2回生の春学期の成績が出ました。私が担任をしている学生も英語の課題を出すついでに見せに来ました。なんとか単位はとれていましたが、彼にとって重要な単位を落としていたりしていたので少しハッパをかけておきました。
 午後は、オープンキャンパスのミニ実験の手伝いをしてくれる学生さんに実験のデモを行い実際にやってもらいました。なかなかみんな手付きが良かったです。当日期待できます。
 その後、S製作所の偉い方がこられいろいろとお願いされました。うまくいくかどうかは分かりませんがなんとか協力する予定です。
 夜のニュースは安倍さんの辞任ニュース一色でした。

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2007年6月26日 (火)

食のトレーサビリティ

  ミートホープ社の従業員の方は突然の解雇で本当に納得いかないのではないでしょうか。先週から問題になっていた牛ミンチ偽装の問題は、社長が中心となってやってきたわけで、社長がその責任をとるのは当然です。しかし、その結果会社が存続できなくなって、最終的には働いていた従業員にまで飛び火してしまうとはほんと理不尽な話です。
 牛ミンチに他の肉が混ざっていることは、今ではPCRでもすれば一発で分かるわけですが、それを日頃からチェックするのはなかなか難しいのでしょうか。
 こういう事件を見ると、日頃私たちが食べている肉や魚などが、本当に表示に書いてあるものかどうか信じられなくなります。どこかに検査結果でもつけてもらわないと、安心して食べられなくなりますよね。食のトレーサビリティの問題は今後非常に重要になってくると思います。
 
 

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2007年5月28日 (月)

訃報続き

   今日は、2つの訃報が立て続けにあり驚きました。
 松岡農相は、死という選択でしか逃げることができなかったのでしょうか。内閣の一員が自殺という形で自らを断つということは、社会に対しての影響が大きすぎるのではないでしょうか。結局、松岡大臣の様々な問題がこれで終わってしまい、政治とお金の問題はうやむやになってしまいます。
 もう一つの坂井泉水さん(ZARD)のニュースもびっくりしました。まさかがんで病院に入院していて、転落事故で亡くなったとは。あのミリオンセラーの歌手のイメージとは全くかけ離れてしまったような最期で、とても複雑な気持ちです。彼女の歌ほんと良かったので残念です。
 他に書こうと思った事もありましたが、今日は2つの訃報で自分自身も気分的に滅入ってきます。

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2007年4月11日 (水)

高崎経済大の留年通告の問題

  高崎経済大学で女子学生が自殺した問題で、強圧的な指導に要因があったということで、ゼミ指導担当の准教授が懲戒免職処分になっていたというニュースはかなり広がっているようです。
 大学院生レベルの難しい課題について期限までに提出できない場合は「即留年」と女子学生にメールなどで通告していたようですが、それはあまりにも指導者として誠意がないように思います。少なくともニュースで聞く限りでは、その女子学生は非常に熱心にゼミに参加し、かなり高いレベルの学生だったようですし、メールのやりとりも英語でやっていたようです。そういう意味では、少なくとも教員としてはその学生を卒業まで成長させていく責任があると思います。いわゆる単位をふりかざして、提出できないから即留年というのは、自らの指導の無さを露呈するようなものではないでしょうか。更に言えば、アカデミックハラスメントの典型のような気がします。その女子学生にとっては、課題が提出できない=もう生きていく意味がないと考えるまで、プレッシャーを受けていたように思われます。通常では、課題を提出できなかったとしても死ぬところまで考える必要は無い訳で、逆に言うと、その教員のゼミの雰囲気が学生をそこまで追い詰めたような気がするのです。
 その教員は、「間違ったことはしていない」と言っているようですが、もし、その教員がまたどこかの大学の教員になってしまったら同じスタイルでやることになるかもしれません。そういう意味では、個人的には大学が出した判断は正しかったのではと思います。
 大学の教育においてレポートなどの提出期限を守ったり、通常の授業においても課題をきっちりとやるということは、学生の義務であるし、それに反する行為に対しては教員もそれなりの対応はしなければなりません。もちろんシビアな場合には単位を与えなかったり、それが留年に関係する場合もでてくると思います。ただ、その場合、学生がそのことをきっちりと認識して納得するまでは、教員としては徹底的に向き合わなければならないと思います。今回の高崎経済大の教員はどこまで誠意をもって学生に向き合ったのか。単にその提出期限に間に合わなかったからといって留年にできるのか。女子学生へのフォローはどれくらいしているのか。自殺すると言ったときにどれくらい真剣に対応したのかなど、考えることは多いです。もちろん当事者同士でない限りこんなことを書いても無駄かもしれませんが、私的には優秀な学生さんをこのような形で亡くしたというのは本当に悲しい気持ちになります。
 

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