2006年4月16日 (日)

歓送迎会

昨日の夜は新しく赴任した歓送迎会が京都駅前の豪華なホテルで行なわれました。教員や事務員で構成されている会の主催ですが、100名近く集まっており、その中で私のいる学部は今年出来たこともあり、ほぼ全員の20名近く出席しておりました。この大学にとっては、初めての理系の学部ということもあり、その立ち上げには文系の先生の理解が必ずしも十分でなかったということを聞いておりましたが、今回の会では、これから一緒に盛り上げていくぞという雰囲気もありなかなか良かったです。
退職した文系の先生も来られておりまして、その代表の先生のご挨拶がとてもよかったです。その先生は、60歳をこえて、テレビ局から転身されて大学にこられ、70歳の定年まで教育をされてきたとのことでした。教育に関わることが出来本当に良かったといっておりました。特にこの大学はおそらく日本の若者のごく平均のレベルが通っているが、そういう学生たちに接することができ、その中で教え、理解させ、社会に出していくということの大切さを学んだとのことでした。もっと若い時から教育に携わることができたらとも言っておりました。
理系の学問を教える私にとってもその先生の言われたことは納得で、特に理系離れ理科離れと言われている中で、社会の平均レベルの若者、子供たちに理科の楽しさ、研究の楽しさを教えることができれば、もっともっと日本の理科教育のレベル自体も上がっていき、ひいては日本全体として、様々な科学の問題に対して関心のもてる社会が築きあげれるのではと思いました。一部のエリートだけのレベルを上げてもあまり意味はないような気がしてなりません。そういう意味で、私もこの4月から普通のレベルの学生たちにどれだけバイオサイエンスの面白さを伝えられるのか、楽しみでもありますが、一方では不安もあるというのが正直なところです。

今日は一日中、名古屋の家で掃除をしておりました。昔のなつかしい友達からの手紙や自分の文集、娘の赤ちゃんのときの写真など様々なものが出てきました。ひとつひとつ見ていると掃除のはかどらないこと。結局全て整理できす、夜が来たので、そのままにして、京都に戻ってきました。来週がんばってやらないと、月末の引越しまでに片付けれないかも。

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