2007年3月 3日 (土)

FDフォーラム参加

  今日は、午後から京都産業大学でFD(Faculty Development)フォーラムというのがあり、「学生が伸びる大学教育」という趣旨で、基調講演やシンポジウムがありました。(FDについては以前もこのブログで話題にしました) 
 基調講演では、樋口祐一さん(作家、京都産業大学客員教授)が、大学生の発信力を伸ばすにはということで、その具体的な方法について話していました。樋口さんは、あのベストセラーになった「頭がいい人、悪い人の話し方」を書いた方です。長い間、予備校や自らの塾で小論文の書き方などを指導しています。昨年からも、京都産業大学のほうで日本語表現法という授業で大学生に文章の書き方を教えているということです。今日の話の中では、日本人はこれまで受信するのは得意だが、発信することをしてこなかった。その結果、文章を書けない人が多いということです。発信力をつけるには、とにかく深く考えたことを文章にかけるようにする。それも論理的に考えて書くことができなければ。その発信力をつけるための具体的な方法論についての話もあり、私としても参考になりました。今後の自分の発信力を上げるのにも役立ちそうです。早速、帰りに本屋で、最近樋口さんが書かれた「発信力:頭のいい人のサバイバル術」という本を買ってしまいました。
 明日もFDファーラムの分科会がありますので朝から参加します。
 帰りは、本屋に寄った後、同じビルにあるTOHOシネマ(二条)に行き、「不都合な真実」をようやく見ました。さすがに評判の映画だけに、ゴアさんの歯切れのよいトーク、英語も実に分かりやすいので、たまに、字幕をわざと目から話して英語を聞く練習もしていました。政治家であれだけ地球温暖化問題について論理的に分かりやすく話せる人は、少なくとも日本の政治家ではいないでしょう。昔からのゴアさんの取り組みとともに、今なお、アメリカ政府の環境問題に対する甘さを痛烈に批判している姿は尊敬に値すべきものがあります。ただ、映画館でこの映画見ていた人、土曜日の19時にもかかわらず、私も入れて20人くらい(150人くらい入れるのに)でした。上映から2ヶ月くらいですが、アメリカではかなりヒットしたらしいのですが、日本ではまだ関心が無いという事でしょうか。子供づれの多くは、今日から始まったアニメのワンピースを見る人が多かったです。(私も来週は娘を連れて行く予定ですが)

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2007年3月 1日 (木)

卒業式シーズン

  今日3月1日は全国的にも高校の卒業式が多かったようです。北海道では卒業式の朝に、踏切事故があり、遅れて行われたところもあったようです。
 私自身の卒業式の記憶といえば、保育園と中学校の時がなぜか鮮明に思い出されます。保育園は、産まれて初めての卒業式だったからでしょうか、あるいは0歳から通っていたためとても愛着があったからでしょうか、友人たちと卒業式が終わってからいつまでも保育園に残っていたのを覚えています。中学校の時は、答辞を読んで感極まって泣きそうになったのを覚えています。中学校生活は、生徒会長とかやって結構大変だったけど思い出一杯でした。
 今の卒業式の雰囲気はどうなんでしょう。中学校の卒業式に警察が待機していたという荒れていた時代もあったわけですが、今でもそうなのでしょうか。
 最近では、卒業式で歌う曲も蛍の光ではなく、「旅立ちの日」というどこかの学校の先生が作った歌が歌われているようです。自分もiPadに入れていますが、いい曲です。
 大学の卒業式もそろそろですが、袴を着たり謝恩会で着飾る女子学生のイメージがなぜかあります。我々の時も薬学部で女子学生が多かったせいかホテルでほとんどの子がドレスを着ていた印象があります。その多くはあまりにいつもと違っていたので誰だか分からなかった思い出があります。

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2006年11月23日 (木)

ドラゴン桜の英語の先生

 今日は、私の大学で、講演がありました。ドラゴン桜という漫画で英語の教師のモデルにもなった竹岡広信先生が、「英語の勉強法:自分の殻を破る」というタイトルでお話してくださいました。今年の3月には、NHKのプロフェッショナルにも出ており、駿台予備校の講師や自分の実家で竹岡塾も主催しているという受験英語では超有名人の方です。
 さすがに予備校の先生ということで話し振りがよく、様々なエピソードを交えた面白いお話でした。人間は弱いものなので、なかなか自分の殻を破ろうとしないわけで、あることを無理だと思ったらなかなか挑戦しようとしないわけです。英語もそうで自分でできないと思った時点で自分の殻から出れないわけで、その殻を破るような努力をすれば道は見えてくるということです。英語は、あくまでも語学だということで、普段から声を出して音読することで必ず効果がでてくるとのこと。単語も、巷の参考書を丸覚えするのではだめで、単語の語源を考えて面白く学習することで絶対に身につくとのこと。実際にいろいろと説明してもらいましたが、結構納得できました。来年の科学英語を教えるときに使えそうな教え方でした。自分自身もかなり英語では自分の殻を敗れないでいるので、ちょっと今日の竹岡先生の話を聞いてヒントになったかも。
 うちの大学での話しで気をつかっていただいたのか、東大や京大に入ってもそれが全てではないと。いつもはそれを目的に受験生に教えている予備校の先生が言うとあまり説得力はないですが、あくまでも自分のやりたいことを考えて大学や就職を考えるべきだと。実際に教えていた高校生が余裕で京大に入れる力があったにも関わらず両親の反対を押し切って、ある研究が唯一できる北大に行ったという話しもしていました。
 今日は受験生がもっとたくさん来るかと思いましが、模擬試験なども多かったようで、実際には地元の様々な年齢の方がたくさん来ていました。中には竹岡先生の教え子も結構いたようです。忙しい先生なので今回生の声を聞けたのは良かったです。

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2006年9月 8日 (金)

180億円の寄付

今日は、久しぶりに名古屋に帰ってきました。それにしても今日はほんとに蒸し暑かったです。移動で少し歩いただけでも汗びっしょりでした。
名古屋に帰ってきて地元の中日新聞を見たら今日の一面に「南山学園に180億円寄付:学校法人で最高額か」という見出しの記事がありました。一人の人が、南山大学や南山中・高校を経営する学校法人南山学園に180億円も寄付したらしいです。これってすごい額で、最近だと任天堂の前社長が京大へ70億寄付したのが有名ですが、桁が一つ違うということでびっくりです。いろいろな大学が寄付を毎年集めているようですが、年間1億円集まればいいほうで、多くの場合はそんなに集まらないようです。
これで南山学園も安泰でしょうか。うちの娘も中学校には南山に行かせようかな。授業料が安くなればベストなのですが。
でもよっぽど寄付した人は、この南山に思い入れがあったでしょうか。別のところにも寄付しているのか分かりませんが、世の中お金を持っている人は本当にもっているんですね。180億円あったら、それこそ小さい製薬企業でも建てれますし、バイオベンチャーだったら10社くらいつくれますよ。って考えるのは駄目ですかね。やはり教育する機関としての南山学園にその方は期待したわけで、いい教育、人材を育てて欲しいということなのでしょう。やはり、娘に期待して南山に入ってもらうか。でも最近、南山女子もレベル高いので入るのは難しそうです。

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2006年8月 6日 (日)

アユモドキなど環境の話

オープンキャンパスも、昨日、今日とあり、なんとか高校生にアピールしていました。暑い中、高校生のほうも大変だったかと思いますが、やはり自分の進路のことなので、真剣そのものでした。人によっては、かなり細かく自分の方向性を考えている子もいました。また、昨日、今日と2回連続で来た子もいました。
こちらもオープンキャンパスでは、自分の領域以外の先生の話を聞いたりして勉強になります。特に、環境デザイン系の学部の先生の話は初めて聞くのでそれなりに面白いです。フィールドワーク中心の先生がいて、大学近くにいるアユモドキという天然記念物で絶滅寸前の魚の調査をしていました。アユモドキが生息する地域は、岡山のある川と、うちの大学の近くの川しかないようです。近くにはオオサンショウオも生息するということで、そういう意味で、大学の近くの環境はかなりフィールドワークには適しているとのこと。その先生は、写真をとるのも上手で、いい写真がいっぱいありました。Photoecology(フォトエコロジー)という興味ある言葉を提唱していました。また、バイオマスの話も聞き、将来、石油が枯渇するので、その代用のものについて例えば樹木などの活用についても議論していました。ちょうど、一昨日にNHKスペシャルで、ブラジルにおけるサトウキビからのエタノール生産の話があったので、タイミングいい話でした。
オープンキャンパスを機会にいろいろな先生ともコミュニケーションできたので結構有意義でした。学生のほうもがんばってくれて、場合によってはこちらに、「先生、もっとこうしたほうがよかったのでは」とダメだししてくれたりして、頼もしく感じました。こっちが情けないということもありますが。
ということで、この2週間は名古屋に帰らずがんばったということで、来週後半は少し休みを取る予定です。

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