2007年4月17日 (火)

爆笑問題の教養番組

  アメリカの大学で30人近くもの犠牲者を出した銃の乱射事件が起こったわけですが、夜には日本でも、長崎市長が銃で撃たれ心肺停止になっているようです。銃は本当に怖いです。
 タレントの爆笑問題を最近テレビでよく見ます。同じ年だけに彼らの言っていることに少しは共感をもつこともあります。先週は、たまたまNHKの番組を見ていたら、「爆笑問題の日本の教養」というのがやっていました。第1回目は、あのアクチビンを発見した東大の浅島誠教授の研究室に爆笑問題が訪問していろいろと語っておりました。アフリカツメガエルやイモリがたくさんいる研究室で、発生の話や再生医療の話などもしていました。アクチビンをうまくコントロールして作った心臓や腎臓の細胞を彼らが見て驚いていたのも面白かったです。再生のメカニズムを知るという基礎研究も、最終的には医療にも応用され生命倫理とかで問題になるのではと、太田さんが浅島先生にしつこく言っていたのも印象に残りました。今後もこの番組では、日本の有名な研究者を訪ねるということなので楽しみです。
 そういえば、爆笑問題の田中さん、皐月賞で競馬で大穴を当てたらしく800万円近く懐に入ったようです。人生調子いい人は違いますね。

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2007年2月27日 (火)

Excavation: an encyclopedia of facts(発掘あるある大辞典)

  今週あたりは花粉がかなり飛んでいるようで、外にでで戻ってくると目がしょぼしょぼしてつらいです。完全防護マスクをするほどまではいかないのですが、そろそろ考えたほうがいいかも。全体的には、数年前と比べると花粉対策防護マスクする人確実に多くなっています。
 最新号のNatureを見ていたら、1月に話題になった「発掘あるある大辞典」の納豆ダイエットの捏造のことが書いてありました。こういう情報番組のことがNatureに載るのは珍しいです。最近の科学における捏造問題に関しての一つの話題ということで取りあげたのでしょう。「発掘あるある大辞典」をNatureの中では、英語で「Excavation: an encyclopedia of facts」と表現していました。「あるある」というのはfactsでニュアンスを出しているんですね。書かれている内容自体は、他の国の読者に対して知らせる意図もあるので、今回引き起こった捏造問題の具体的内容について説明していたものでした。Nature自身もこの番組で迷惑を被った科学者に取材してコメントを載せていました。あの問題が起こってから1ヶ月以上経ちますが、関西テレビの調査のほうはどうなっているのでしょうか。2月末に結果報告といっていたのですが。
 日本のマスコミは時間がたつと話題にもしません。このまま完全に忘れられてしまい、ある時期がくるとまたどこかのテレビ局で同じような問題が起こるのではと思います。

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2007年1月24日 (水)

NHKスペシャル グーグル(Google)

 日曜日の夜9時からやっていて、その時見れなかったNHKスペシャル「グーグル革命の衝撃 ~あなたの人生を“検索”が変える~」を再放送でついさっき見ました。
 ネットに詳しい方にとっては知っている内容ばかりなのかもしれませんが、私にとっては少し新鮮でした。グーグルの検索で上位15位に入らない企業のホームページはこの世に存在しないものと一緒だということで、各企業とも、検索で上位にくるよう相当な努力をしているわけです。検索順位を上げるためのノウハウを持っているある検索エンジンマーケッティング会社では、年間1万件の案件があるとか。
 我々は、今や検索によって情報を得ようとしているわけですし、その検索行為が何かを購入したり、それこそ人生の判断をするときにも使用するわけです。企業側にとってはそのキーワード自体をグーグルから購入することで、マーケティングにもつながるし、検索された結果に広告をうまくつけることによって売り上げを伸ばせるわけです。グーグルの検索で上位にランクされることによって企業価値も変わってくるわけです。一方、ある企業では、一時はグーグルの検索で上位だったにも関わらず、ある時を境にグーグルの検索から除外されてしまい、倒産間近においつめられたケースもあるようです。いわゆるグーグル八分というやつです。
 グーグルは究極的には、この地球に住む全ての人、全ての情報を検索できることをめざすということで、恐るべきグーグルという感じです。日本でも携帯電話会社のauと組んで今後いろいろなことを仕掛けてくるようです。
 今回のグーグルの詳しいことは、「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」 (文春新書)や「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」 (ちくま新書)に書いてあるようなので、じっくり読むとしますか。
 それにしても高速道路の広告の問題を解いたら、グーグルの求人広告にアクセスできるというのは笑ってしまいました。
 グーグルにしてもまだ10年も経っていない会社なんですよね。自分の研究歴よりも短い会社ということで、やはりどの分野でもアイデアで一つで勝負できるということです。今からでもグーグルを超えるようなアイデアが探せればいいのですが。

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2006年11月 9日 (木)

軸がぶれない人

 アメリカでは、民主党が選挙で勝ち、ブッシュは向こう2年かなり大変になりそうです。2年後は、民主党のヒラリー・クリントンが大統領にでもなるのでしょうか。アメリカの生命科学者にとってはES細胞の研究に否定的なブッシュに対してかなり批判があるようですので民主党政権のほうがいいのでは。
 夜、NHKの茂木さんがやっているプロフェッショナルを見ていたら、ウイスキーのブレンダーの輿水精一さんという方のお話をやっておりました。NHKでは特定の会社名を出さないわけですが、サントリーというのはすぐに分かりました。ウイスキーのことはあまり詳しくなかったので、初めて知ったのですが、いろいろな樽からの原酒をうまくブレンドすることによって最終的な製品をつくるのだそうです。そのためにブレンダーと呼ばれる方の腕にかかっているわけで、今日出ていた方は、世界大会でも優勝するほどの人で、サントリーウイスキーのそれこそ命運を担っているわけです。ウイスキーを混ぜるのにそれこそ我々が実験でよく使うメスシリンダーやピペットできっちりと量を測っていました。ある癖のあるものをそれこそ0.1%くらいいれるだけでも全然味が違ってくるということ。それが分かる嗅覚、味覚があるのもすごいです。いわゆる味と香りの指揮者といわれるのも分かります。
最後にプロフェッショナルとはと聞かれて、「軸がぶれない人」と言っていました。自分の信じた道をぶらさずにとことんこだわっていくということで、ちょっと頷いてしまいました。自分の軸のぶれない人間になりたいですが、よく軸がぶれてしまいます。
 

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2006年8月19日 (土)

脳の4タイプ

大学のほうへ午前中行ったものの、本部のほうは今日が停電だったらしく情報ネットワークのサーバーが止まっていたため、パソコンで仕事にならず、昼には帰り、久しぶりに京都駅前まで車で行きました。京都の街中は車で行くと混むと分かっているものの、名古屋人の癖で街中でも車で行ってしまうわけで、案の定、途中の国道は大渋滞でした。通常の倍の時間がかかってしまいました。駅前の本屋やデパートでいろいろと買い物をして夕方戻り、家で仕事をしておりました。
夜、たまたまテレビを見ていたら、福澤アナウンサーが以前やってた健康関連の番組が名前を変えてはじまっていました。以前、その番組はなんかの豆のダイエットの方法をやったところ、番組を見た人が実行して、不調を訴えた人が多くなり問題になったらしく、役所から注意を受けたらしいです。
新しい番組は「人間これでいいのだ」というバカボンのパパをキャラクターにした、なんとも情けないタイトルで、更に内容もほんとゴールデンアワーでやるのには視聴率どりのためのような感じのものでした。

指を前で組んだときに、どちらの親指が下にくるのか。
腕を組んでみたときに右腕が下にくるのか左腕が下にくるのか。
私は、どちらも右だったので、番組では、「うう脳」タイプだそうです。両方左だったら「ささ脳」タイプだそうです。指が右で、腕が左なら「うさ脳」タイプ、その反対だったたら「さう脳」タイプで、血液型のように脳の処理タイプから性格とかが判別できるとのこと。番組いわく、「うう脳」タイプは、楽天的でマイペースださそうです。ちなみに「うう脳」タイプだった自分は違うんですけど。
「ささ脳」タイプは、まじめで几帳面らしいです。「さう脳」タイプは、世話好きで、おおらかだそうです。「うさ脳」タイプは個性豊かで、負けず嫌いだそうです。
番組では、いかにもそうだといわんばかりに、タイプ別に人をとりあげて、そうだそうだと盛り上げていましたが。この手のタイプのものは、ある研究者が統計的に実験をして、自分の都合のいいように解釈して定義したと思うので、いわば血液型性格診断のようなものなので、目くじら立ててくだらないといってはいけないのかもしれません。ただ、前からも言っているように、もう少し科学的に解明されているようなことをやってほしいです。脳のことについては、最近、脳のトレーニングや脳年齢などというように、いろいろと世間の関心も高いので、結局は、そのようなことを番組でやればうけるということなのでしょうが。TBSはほんとに安易に番組作りすぎです。そのテーマのあとは髪の毛の皮脂のことや、お腹のくびれの作り方とか、確かに自分も現在悩んでいるテーマなので、ついつい見てしまうのも情けないのですが、結局、見終わってがっかりします。テレビ作成者の思惑にはまってしまったといえばその通りなのですが。

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